僕が最終節の徳島に勝ち、プレーオフに進出した理由(わけ)
・結果はすでに御存知の通り、プレーオフ進出決定しましたーっ!・・・今まで全然話題にもしなかった職場でも「ヴェルディ、観たよ」って言ってくれました。NHK-BSで放送された事もあって感慨深いですね。子供に「ヴェルディって強いの?」って言われて、説明してる自分が居たって言ってました。フロンターレより詳しいって言われて凹んだそうです。そうか、生まれてこの方、ヴェルディはJ2って思われておると。その概念を覆そうじゃありませんか。
-東京ヴェルディのメンバー- ドウグラス (高木大輔) 安西幸輝 梶川諒太 井上潮音 ピニェイロ (橋本英郎)(カルマル) 内田達也 平 智広 畠中槙之輔 田村直也 安在和樹 柴崎貴広 SUB:内藤圭佑、林 昇吾、中後雅喜、高木善朗 *公式では4-3-3です。 -徳島ヴォルティスメンバー- 渡 大生 島屋八徳 杉本太郎 前川大河 内田裕斗 (山崎凌吾) 馬渡和彰 岩尾 憲 金 鐘必 大崎玲央 藤原広太朗 (井筒陸也) 長谷川徹 SUB:梶川裕嗣、石井秀典、カルリーニョス、小西雄大、清原翔平
・ヴェルディは平と安在の位置関係から4バックとしましたが、実際は流動的な感じになっていたので「3-1-4-2」という感じにも見えた。徳島の方も前川のポジショニングが間違ってるのか、やや岩尾との距離感が遠かった様に見えた。守る時は杉本も前川も岩尾の両サイドに着く。前半はやや5バック、3ボランチぐらいに引き気味に守る事もあった。まぁ、それは前半38分までだけど。徳島の方も開始早々に陣地を変えたりと、何か引っ掻き回したい感を出してきた。その甲斐もあってか、前半は20分ぐらいまで徳島ペース。特に11番の島屋のちょこまかドリブルで安在が2度抜かれる。決定的なヘッドも許したりと、失点してもおかしくない立ち上がり。FK岩尾などもあったね。
・ヴェルディは4-1-4-1だと前からプレッシャーをかけられるので、梶川が90分持たなくてもいいってぐらいに走り回る。それをかいくぐる様に徳島はサイドを経由しては、アーリークロスなどプレスを無効化させるなどの展開が多かった。その為、ヴェルディは全くと言っていいほど効果的な攻めが無かった。しかし、この試合唯一のストロングポイントが「安西幸輝」。今回、全勝だったんじゃない? この試合の見どころと言ってもいい馬渡との駆け引きは絶妙だった。しかし、安西を相手に1枚で戦わせるというのはあまりにも舐め過ぎじゃないかな。右CBの藤原広太朗は少しでも重心をサイドに置くべきだったと思うぞ。特に安西が馬渡を引きずったまま、中へえぐった際にCBが見えてるのと見えてないのとでは、その選択肢を消せるからね。存在感ぐらい出さないと。正直、この攻防は馬渡が可哀想すぎる。
・得点にはつながらないとしても、この安西の勝負は徳島をビビらせるに充分だった。何しろ、徳島がペースを手放したのだから。この後、勝負は一進一退。セットプレイでヴェルディが活路を見出す。ここでもトリックプレイ。安西がボールを触ってやり直そうとする。また、あのとぼけた感じで「あ、ちょっと待って」みたいに壁に聞こえる様に言ったかもね。手を出しておいて蹴るというトリック。正直、これで入ったら気持ち良かったんだけどねー。これはGK長谷川がスーパーセーブ。マークはゾーンなのかな。更にFKから平がヘッドで先制。最初から最後まで相手CBの前に体入ってたもんね。ドウグラスが中に居たら、ゾーンとはいえ動いちゃうって。ちなみにこの後は畠中もCKでどんピシャヘッドがあったりと、セットプレイが冴え渡る。ほんと、2点取っちゃえば良かった。
・ただ、ほんとスペイン人監督が幅を利かせたJ2となりましたが、日本人監督との大きな違いは悪いと思った時の交代の早さ。ロティーナも試合中のフォメチェンジとか、左右利き足、逆足を変えたりと言うのはさすがだね。んで、両チームきちんと魅せ場を作ってくるのが上位ならでは。岩尾からのロブに馬渡はオフサイド、馬渡のシュート性のクロスはあわやオウンゴールのチャンスに。逆にヴェルディも梶川のロングスルーパスなんて芸術品。スルーパス好きのまぐにとってはたまらん瞬間だったね。是非、ダゾーンでご覧ください。前半36分50秒ぐらいからどうぞ。ただ、後半開始早々にその馬渡からのグラウンダー、渡がダイレクトでボレー・・・これで同点。いやー、あれはダイレじゃないと入らないけど、ハーフボレーで難しいのを決めてきた。さすがはJ2日本人得点王か。
・あくまでもまぐの推測、妄想ですのであしからず。この後、ヴェルディは防戦一方の展開となる。徳島が島屋を中心にドリブル、パス、クロス好き放題だ。正直、止める術がないぐらいにキレキレ。しかし、ヴェルディは「PKゼロ」のセーフティディフェンスを貫く。前半とは違い、ハイプレスで奪いに行くので無く、中央に厚みをもたらし、スペースを奪い、フリーの選手を作らせない。今年のヴェルディを象徴する守備だ。・・・しかし、どうだろう。ヴェルディは勝たないといけないはずだ。なのに、奪いに行かない。ゴール裏でもモヤモヤしていたのだろうか、ブーイングや野次が止まらない。今年のヴェルディを見てきたまぐでも確かにおかしい。勝つんだと決めたら、ロティーナはハッキリと分かりやすい交代を促すはずだ。しかし、あの交代が起きない。そう、梶川に替えて善朗の投入。もしくはカルマルだ。
・実はヴェルディは1-1で構わない・・・そういう作戦だったのではないか。なので、このまま凌いでほしいという意味。普通なら選手はジレてくるはずだ。そう、こないだのイタリアの様に。デロッシに至っては「俺じゃないだろ、こいつだろ」とFWを指さして監督に怒鳴ったそうだ。本来ならそんな事が起こってもおかしくない。しかし、ここまでのヴェルディの戦い方で選手自身もロティーナの思惑が分かっている。つまり、どこかで行くべき時が来る。そういう交代が来る。メッセージを載せて必ず来ると信じていたのではないだろうか。だが、梶川の交代は無く、守備を減らして攻撃という明確なメッセージは無いままだった。ロティーナですらベンチを飛び出して、声を荒げるというシーンも無い。つまり、このままでいいと。
・もう一度、言うけどあくまでもまぐの妄想だ。ただ、この交代の無さを裏読みした人物がいる。それが徳島の選手・スタッフ・監督ではないか。つまり、ヴェルディは1-1でいいとしている。それならば、こちらもリスクをかけてまで攻める必要は無いんじゃないか。どっちにしても、引き分けなら徳島は突破だ。それなら、リスクをかけて危ない橋を渡って勝ちに行くより、それを合わせて1-1で「みんな幸せになろうよ」ってな感じになってしまったのではないか。ヴェルディは相変わらず、安西の個人技、ロングボールだ。徳島も急に最終ラインでパスを回したり、アタッキングサードへの縦パスも減った。単発のミドル、サイドの裏への強引なロブ、徐々に攻撃にリスクがなくなっていった。そこでピニェイロに替えて、カルマルの投入。
・みんな色々と勘違いをしたんじゃないか。徳島にとっても、ピニェイロに替えてカルマル入れても「疲れた選手の交代」ぐらいにしか思わない。まぐもカウンター無くなっちゃったけどどうするの?って思ったぐらいだ。梶川を変えての外人3トップで明確なメッセージになるはずだ。つまり、ここでもロティーナは1-1でいいという交代だったのではないか。しかし、ここまで待っていたヴェルディの選手はここがスイッチと勘違いした。よし、攻めるぞと。後半はアタッキングサードに侵入する事すら無かったはずの安在があの位置に居たのだから。安西からカルマル、カルマル繋いで安在の巻いて入るシュート。GKを越えたものの、無人のゴールに馬渡がスーパークリア。急に訪れたヴェルディの決定機。あれだけ前に人数をかけなかったクセして 、急に橋本も安在もペナにいるし。
・こっからはまぐの妄想ではなく現実。この安在のシュートがきっかけで、スタジアム全体の空気変わりましたね。あれだけ文句ばっかの人、ブーイングしかしない人・・・それらも巻き込んで大歓声に。完全にスタジアムが一体化しましたね。あれは気持ちいいもんですよ。一度は耐えたCKも倒れた岩尾が頭でクリアした所に内田。その前に畠中も競り勝ってるCK。この後はスタジアム全体で応援歌を口ずさめば、選手は自然と力も湧いてくるってもんだ。スタミナも空っぽだっただろうけど、急に回復したんじゃないかな。90分経ってるのに安西がまだスプリントしてるんだもんね。結果的に試合は2-1で勝利。ヴェルディは自力でのプレーオフ進出を決める試合となりました。
東京ヴェルディ 2-1 徳島ヴォルティス
得点者:平、内田 / 渡
MOM:MF安西幸輝(8度目/通算18度目)
MOM:MF内田達也(4度目)
MOM:GK柴崎貴広(4度目/通算22度目)
MOM:DF平 智広(3度目)
MVP:MF梶川諒太(9度目/通算16度目)
MVP:DF畠中槙之輔(6度目)
MVP:MF馬渡和彰(アシスト&スーパークリア、安西は仕方ない)
MVP:FW渡 大生(さすがのストライカー同点弾は見事)
MVP:MF岩尾 憲(一つ飛ばすパス、FKなど。最後の頭は仕方ない)
・試合中のスタッフのリアクションで何が起こったか分かりました。徳島のスタッフが全員飛び出して、攻めろ攻めろ言ってれば分かりますよ。そして、終わった後に戦った選手を慰める気力も無く、うつむいていましたからね。かける言葉は見つからないが、これがサッカー。色んな勘違いが生んだヴェルディの勝利・・・そんな気がしております。逆を言えば、それだけ今のヴェルディに「迷いがない」証拠と言えますね。ただ、まだまだまぐも含めたヴェルディサポーターには迷いがありそうなので、プレーオフは最後まで信じて戦わないといけませんね。まだ、我々のサッカーレベルが低すぎる。