ベンゲルスクール1時間目 / 毎年恒例、開幕黒星
・はい、いよいよプレミアリーグが開幕しましたよ。放送権は年々高騰しておる様で、スカパーさんも生放送が2試合しか無いという事になりました。正直言って、岡崎のレスターなんてどうでもいいんで、ビッグゲームは必ず生放送して下さいね。さて、今回はまさしくビッグゲーム。アーセナル vs リバプール。しかも、次の日も休みとあって、しっかりと生放送で観ましたよ。
-アーセナルのメンバー- アレクシスS イウォビ ラムジー ウォルコット (チェンバレン) (カソルラ) コクラン エルネニ (Gジャカ) モンレアル チェンバース ホルディング ベジェリン Pツェフ SUB:オスピナ、ギブス、ウィルシャー、アクポム -リバプールのメンバー- フィルミノ コウチーニョ マ ネ (Eチャン) ララーナ ヘンダーソン ワイナル (Dオリギ) (スチュワート) Aモレノ クラバン ロブレン クライン ミニョレ SUB:マニンガー、マティプ、アーノルド、グルジッチ
・アーセナルはとにかく開幕から欠場選手だらけ。まず、EURO疲れの休養でジルー、エジル、コシェルニーらが欠場。開幕前なのに早速負傷でメルテザッカー、ガブリエル、ウィルシャー(開幕ベンチには入った)が離脱。とにかく、CBが居ないので至急補強をしなければならないのだが、これでリバプールをチェンバース・ホールディングで完封しようもんなら補強しないなんてスタンスもあるので、かなりやきもきさせられる開幕ではあった。まぁ、それは杞憂に終わった訳だが、結果4失点は如何なものか。リバプールはクロップ色が強く出てきて、1日3部練習という国見高校かっ!ってな具合。メンバーもハードワークが出来る選手が揃っている。注目は新加入のワイナルドゥム、マネ。どこまで仕上がっているのか。
・「僕は分かった、右サイドがベストポジションだという事を」・・・え? 今更?・・・などと無粋な事を言うのはやめよう。昨年は執拗にCFで出たいと語っていたウォルコットだが、急に右サイドを定位置にしたい発言をし始めている。昨シーズンはラムジー、チェンバレン、イウォビが務めたポジションだが、急な心変わりには理由がある。それはイングランド代表。ハリー・ケイン、ヴァーディー、ルーニー、スターリッジ、ウェルベック、アンディ・キャロル・・・うん、CFは無理だ。つまり、右であればまだ可能性があると踏んだのだろう。やはり、定位置を確保する事から始めよう。この試合ではリバプール最大の弱点と言える、アルベルト・モレノがやってくれた。ラムジーへの決定機をお膳立てしたり、空振りスライディングでPKを得たり(ウォルコットが失敗したのは御愛嬌)、最後はサイドバックの基本である「絞る」守備でウォルコットに裏を突かれて先制を許した。うんうん、アーセナルはメンバーが落ちても、アーセナルのサッカーが出来るのだよ。

・その先制点をお膳立てしたのがボランチのコクラン。あのタイミングで失点のピンチもありそうなシーンでの強烈なスライディング。そっからイウォビのスルーパスでウォルコットの先制になったと。やはり、今回はこのボランチの補強も必要だったのだが、案外メンバーは結構いる訳だ。そして、後半に出場したジャカに関してもなかなかの逸材ですな。とにかく、ガタイもいいし、上背も183cm、更に長短のパスも出せる。事前の評価では「毎試合警告が出る」と言われていたが、それも数分で貰ったもんで評価通りだった。悪質なファールと言うより、相手へガツンっ!と行くタイプの選手。アーセナルに足りないピースでもあるファイターですな、闘える選手という言葉がぴったりだ。
・優勝するには「スペシャルな選手」が必要だと何度も言ってきた。決定機で決めるのは当たり前として、「流れ」じゃないのにゴールを決める選手。まさにゴールを奪うタイプの選手。リバプールにはそういうスペシャルな選手がいるんですよ。それがコウチーニョ。前半はアーセナルが1-0、もしくは追加点も取れちゃうかな?なんて試合展開だったのに前半終了間際にFK一発っ!!・・・いやー、ツェフでもあれは取れないよ。更に後半にもクラインからのボールをプッシュで1-3のゴールも決め、同じカタチからハットトリックも出来たんじゃないか?ってぐらいの大活躍。ぐぬぬ、やはりこの選手を止めない限りは勝利は無いな。

・はい、これはアーセナルが補強しよーとしてるCBです。今のアーセナルのCBはチェンバース、ホールディングなんですが、やはり無謀な開幕戦でしたね。後半のララーナのはどうしようもない失点でしたが、その後のコウチーニョは何とか出来たんじゃないでしょうか。ボールウォッチャーになってFWを離すシーンも結構見られたし、まだまだビッグクラブのCBを任せるには不安ですね。何だかんだで、今シーズンもコッシーとメルティになりそうですが、CBの補強は確実にしなければいけませんね。ムスタフィは完全にチームで別メニューの様ですので、アーセナルに来る気まんまんの様ですね。後はクラブ間合意だけだそうですけど、こりゃ8月いっぱいまで粘られそうだな。

・いやー、「スペシャルな選手」候補がお互いいますなー。それが今回のリバプールの補強で一番の目玉と言われる「サディオ・マネ」。すでにOBの間では移籍金はすぐに回収できる活躍をすると太鼓判。それを開幕で魅せてくれました。右サイドのセンターラインからドリブル開始、チェンバース、モンレアルをものともしないカットインからの強烈なシュート。ゴール左上へ突き刺しての1-4。ぐぬぬ、まさか開幕でこんなにも大差が付くとは。スーパーゴールはよそでやってくれ。んで、このゴールに刺激を受けたチェンバレン、「そんなゴールぐらい俺だって出来るさ」とばかりに左サイドからDF2人を抜き去ってのカットインシュート。こっちはニアサイド、DFの足にも当たりながら突き刺して2-4と1分で1点を返す。どちらも流れなんか関係無い、独力突破の個人技爆発。昨年もチェンバレンは化けるんじゃないかと活躍を期待したんですけどねー。今年こそ才能開花で化けてくれないかなー。
・んで、最後はセットプレイをカソルラからチェンバースで3-4にまで迫ったものの敗戦。それにしても、このカードは点が入ること。また、4-4になんねーかと期待したんですけどね。ま、こればっかりは仕方ない。アーセナルにかなりの課題があるという事が分かっただけで、いよいよ補強に動いてくれるでしょう。確実にCBの補強をよろしくお願いしますよ。そして、この試合の収穫を大きく上回る損失。それが勝ち点3よりも大きい、ラムジーとイウォビの負傷。開幕で更にケガ人を増やすというね。ラムジーに至っては肉離れなので全治一ヶ月ですよ。おかしいな、準決勝出てないのにな。まぁ、それでもチェンバレンとカソルラ、ウィルシャーらが代役になるだけなんで、前の方はそんなに問題にはしてなかったり。結局、今年も敵はケガの様ですね。