僕が第二クールの富山戦で負けた理由(わけ) | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

僕が第二クールの富山戦で負けた理由(わけ)

・後半戦のヴェルディは2連勝もしていない。かたや後半戦6連勝をあげ首位のFC東京と後半戦無敗の鳥栖が直接対決だ。そんな大事な試合で富山を相手に負けてしまう・・・昇格争いを口にするチームが大事な後半戦で2連勝すらしていない様ではお話にもならない。確かにケガ人は続出中だ。サイドアタッカーで起用予定の河野、平、飯尾、市川、一樹が離脱で、ボランチもこなす祐希と菊岡がサイドに張っている。そんな中、巻と同様にヴェルディのスタイルに合わないあの男にチャンスがめぐって来た訳だ。


     -ヴェルディのメンバー-

     マラニョン  阿部拓馬

  菊岡拓朗          小林祐希

      佐伯直哉  高橋祥平

和田拓也  深津康太  土屋征夫  森 勇介

         柴崎貴広

SUB:新井、健介、中谷、アポジ、河野、平繁、巻


     -カターレ富山メンバー-

         苔口卓也
 ソ・ヨンドク         大西容平
         朝日大輔
          
  谷田悠介   舩津徹也   吉川拓也

  吉井直人   福田俊介   吉川健太

         鶴田達也


・もはや、御馴染み富山の変則フォーメーション。安間貴義監督は01-02から04-05のWCCFを遊んでたんじゃないか?ってぐらいの6バックですね。まぁ、リアルサッカーなので6バックという訳では無いけど。実際は3-4-3にもなる事から、かつての3-3-3-1よりかは柔軟になった印象。ボランチ、ウィングバックも前へ重心を置いてるので、プレスは前よりもコンパクトになった。


・富山の攻撃は良くも悪くも縦一本。最終ラインから中盤からサイドから、とにかく持ち手がフリーであれば積極的に苔口へあわせる。それも、ポストっぽいボールから最終ラインの裏まで、苔口の体勢次第で使い分ける。これをやってくる事は分かっていた。分かっていたが、大西のロングボールで裏を取られて苔口の股抜きシュートで先制。生で観てみると深津のポジショニングが悪かったのか、ユニフォームを引っ張る事すら出来なかった。しかし、スカパーで改めて観てみると、土屋がオフサイドを取り損ねたのが原因だった様だ。ただ、やはり後半に祥平がCBに入ってから裏を取られる事は無かった。裏を取られそうなボールを送られる前から祥平が走るコースを塞いでいるから。


・繋ごうとしたのが裏目ったか。土屋がクリアしたボールはソ・ドンヨクの目の前へ。これをダイレクトでスルーパス。二列目から飛び出した朝日が押し込んで0-2と富山が追加点。こればかりは土屋のミスではあるんだけど、ボランチとの距離が離れすぎてるとか、深津も森も信頼しきっていてカバーしていなかったりとか、探せば他にもあるってな感じ。でもさー、ここで土屋を交代って訳にも行かないしねー。傷口をもっと広げてしまうだけだもんね。そうなると、ここはやはり・・・・


     -ヴェルディのメンバー-

     マラニョン  阿部拓馬

  中谷勇介          菊岡拓朗

      佐伯直哉  小林祐希

和田拓也  高橋祥平  土屋征夫  森 勇介

         柴崎貴広


・深津がアウトで中谷。つまり、祥平と祐希が一列下がり、菊岡が右へズレて、中谷が左の2列目となる。やはり、オフサイドを取り損なった以前に裏を取られちゃマズイって事かな。ちなみに富山はゴールにこそならなかったが、最終ラインの裏は何度も狙ってきていたし、事実チャンスを作れていた。うーん、言い方は悪いが他に思い浮かばないな。「見せしめ」って所でしょうか。他の選手を奮い立たせる為のメッセージ的交代。「やばい、監督怒ってるよー」と思わせるのに充分でしょう。ただ、こうなると深津のメンタルも心配なので、後はトガちゃん頼んだ。


・そして、意外だったのが中谷。二列目で起用するというイメージが沸かなかった。それなら和田が前でもいいじゃんとか思ってました。しかし、カウンターから中谷の飛び出し、中央でマラニョンも外へ。更に中谷自身も決定的なシュートチャンスを惜しくもGKにセーブされるなど決定機が訪れました。まぁ、名古屋ん時はMFだったけか。それにしても、インサイドキックで流し込んで外って・・・。今日もマラニョンはらしいプレーを連発してくれたぜぇ。



-後半-

     -ヴェルディのメンバー-

     マラニョン  阿部拓馬

  菊岡拓朗          アポジ

      佐伯直哉  小林祐希

中谷勇介  高橋祥平  土屋征夫  森 勇介

         柴崎貴広


・正直言って後半始まる前に「アポジを入れるという事は大穴に賭けたという事」だと覚悟していた。それぐらいの大きなショックを与えないといけない事態だったから。なぜならアポジが何も出来なくなる、いわゆる「消える」事があるからだ。逆転したい試合で消えたら意味が無い。アポジのプレースタイルは「昔のサイドアタッカー」だ。もらったら単純に縦勝負。自分のスピードを活かして縦を突破してクロスだ。ここ最近流行りのカットインシューターではない。ヴェルディのサッカーにおいて、「サイドから単純なクロス」は効果を発揮しない。更にあれは鳥取戦だったか。縦を封じられ、ボランチに囲まれ、二列目から挟まれ何も出来なかった。守備を意識するチームとの対戦で奪われてカウンターを受けてしまった。あの時と違うのは、巻というターゲットが居る事。「サイドから単純なクロス」でも相手は恐くなる。


・そして、そのアポジのファーストタッチで富山は臆した。そもそも、富山もデータには無い選手の投入で動揺しただろう。なんせ、右サイドから縦を突破ではなく中央へ強引に入ってきたのだから。スタジアム全体も歓声というより驚きの声に包まれた。右から左に振って中で菊岡、マラニョンと繋いで阿部がスライディング。これで1-2と1点を返す。ゴールにこそならなかったが、アポジの得意の縦突破からでもチャンス。クロスをマラニョンが繋いで菊岡へ。GKをかわしてシュートもDF福田が無人のゴールに入り込んで死守。この流れで同点まで行きたかった。


・またか、またなのかー。完全に同点・逆転まで描ける試合。ここでブレーキがかかってしまう。ヴェルディの猛攻に守備が崩れ、コンパクトな中盤が破られた。前半から狙っていたサイド、アポジのおかげで全員に一対一勝負の姿勢が出てくる。俗に言う「プレーが大きくなる」という表現がそれだ。さっきまではその1歩にリスクを感じ踏み出せなかったところも出て行ける。どんな実力差のチームでも必ず訪れる時間だ。「最初からやれよ」という気持ちも確かに分かるが、前半から0-0の状況でこれをやったら90分持たないし、失点のリスクも背負ってやってるので難しい。ただ、それもちょっとした事で「バーサク状態」のヴェルディの選手達が我に返ってしまう。左サイド菊岡のクロスにマラニョンが流し込むも外へ・・・。精神面、技術面、体力面においてピークに達した状態。これが現実に引き戻される。ここからヴェルディは終盤までチャンスが来なくなる。


・むしろ、冷静になれたのは富山の方だろう。外してくれてラッキー♪という反面、今のはやられていたという感情から冷静になる。ここからロスタイムまで苔口のキープで時間を消費させられる。非常に厄介な選手だった。局面全てに顔を出しハードワークしていた。3点目を取るよりコーナー付近で時間を稼ごうという手段をいち早く察したのも苔口だった。敵ながら恐れ入る。


     -ヴェルディのメンバー-

      土屋征夫  巻誠一郎

  阿部拓馬          アポジ

      菊岡拓朗  小林祐希

中谷勇介  高橋祥平  佐伯直哉  森 勇介

         柴崎貴広


・同点には出来た試合だったか。足をガッチガチに固めている森が強引な突破。そこからのクロスをニアで巻がすらす。こぼれた阿部が至近距離から放ったシュートはGK鶴田のスーパーセーブ。このこぼれを巻がボレーで合わせるも空振り。まぁ、ハーフボレーなので当たっても枠へ行ったかどうか。非常に難しいシュートではあるが、更に難しいけれどボレーせずに中へ折り返していれば土屋がどフリーだったりする。当たり損ねがそこへ転がる事もあるんだがなぁ。運も味方せずか・・・。途中から疲れたのか、やはり消えていたアポジ。あの強引なクロスは巻にとって好材料になりそうな予感はした。



東京ヴェルディ 1-2 カターレ富山
得点者:阿部拓馬苔口、朝日

MOM:FW苔口卓也(先制だけでなく時間も使われた)
MOM:DF福田俊介(無人のゴールでクリア・・・あそこで同点なら)
MOM:GK鶴田達也(ロスタイムスーパーセーブ。勝ち点を1から3にした)
MVP:MF大西容平(甲府ん時からヴェルディキラーだね)

MVP:MFアポジ(初選出)
MVP:MF中谷勇介(初選出)
MVP:FW阿部拓馬(7度目/通算9度目)



・アポジと中谷は流れを変えてくれましたからね。アポジは面白い選手だけど、やはりヴェルディのスタイルを重視すると難しい選手ですね。巻とセットでの起用なら有りかもしれないけど、ジェフん時でもクロスに豪快なヘッドでゴールって実はあんま無いんですよね。結局、胸トラップしてボレーとか、スライディングで身体ごと押し込むとかのイメージが強い。今はどこのチームもアポジなんて選手知らないだろうから、2~3試合は騙せそうな気がするので積極的に起用しますか。すぐに水曜日に試合か・・・更にケガ人増えちゃいそうだ。