僕が第二クールの甲府に勝った理由(わけ) | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

僕が第二クールの甲府に勝った理由(わけ)

・行って来ました甲府。今回は各駅停車の旅でございます。まぐが栃木へ行けなかった事もあってか青春18切符の旅ではなく、普通の各駅停車の旅です。途中、大雨というよりゲリラ豪雨なみの天候に変わった時は試合が行なわれるのか不安でしたが、甲府では雨は降らなくて何より。昨年は6連勝の勢いを潰されて昇格の夢を断たれ、今年の第1クールでも「どちらが勝つか分からない」展開で敗北するなど甲府が壁となっております。ここで勝っても負けてもターニングポイントとなります。


-甲府に勝った理由(わけ)-

1.パウリーニョのメリット、デメリット
2.数的不利、数的有利の作り方
3.苦しい時の健介と一樹。どちらの言い分も分かる
4.幾らなんでもポストに当たり過ぎ
5.勝ち慣れた故の敗戦


1.甲府のシステムは4-1-2-3である。まぁ、最近の流行りをしっかりと追っております。ただ、システムや戦術などの概念に捉われず、自由な発想を持ってプレイする選手が存在します。それが左ウィングのはずのパウリーニョである。キックオフ時には左ウィングに彼は居ました。ところが10分と経たない内にパウリーニョはまるで2トップかの様な振る舞いをし始めたのです。おかげでヴェルディはこのパウリーニョに引っ掻き回されるハメになったのです。・・・しかし、これにはデメリットもあります。左右からの崩しで真ん中にどーんと居座るハーフナー・マイクの邪魔になるのです。さらにパウリーニョが守備をしないせいで健介のオーバーラップの頻度は上がりました。しまいにはハーフナー・マイクが左サイドのケアをしなければならず、真ん中にパウリーニョという不可解な時間帯が存在しました。ここが甲府の弱点というか、突き崩す為のわずかな隙なのです。言うなれば、それだけしか弱みが無いからこそ甲府は強いのです。


2.甲府が強いと言える部分ですね。要所要所で数的有利になる術を知っています。その判断や切り替えが非常に速い。攻守の切り替えの遅いヴェルディなので相性が悪いわけですよ。ヴェルディはどんなに頑張ってもサイドに3人しか人数をかけられません。サイドバック、二列目、河野ってとこでしょうね。この瞬間で甲府のマークが3人という状況がほとんど無かったです。常に4人から5人の人数でヴェルディの3人に対応するのです。これに気付いてボランチや一樹がフォローした所で更にマークを増やす結果になるのです。スタジアムでよく「ボール下げんなよ」「前へボール出せよ」と怒ってらっしゃる方をお見受けしますが、数的不利で突っ込めという方が酷。せめて、数的に同数、あるいは数的有利で下げた場合はお怒りもごもっともです。ヴェルディが狙って数的有利にするには運動量的に難しいので、瞬間的に同数にすることなら出来そうです。そこがパウリーニョなんですね。あの右サイドだけは甲府が唯一数的有利を作れない場所なんですよ。健介、善朗、健介と繋いでセンタリング。中央でダニエルに競り勝ってヘディングシュートは一樹。これで0-1とヴェルディが先制。ね? 健介へのマークがハーフナーマイクでしたからね。やっぱ、ここがデメリットなのよ。数的にも2:2で同数でしたし。


3.パウリーニョのデメリット分を必死にカバーしてたのが養父。かなりの運動量でカバーしてましたよ。晃誠にもチェックしなきゃ、健介にもチェック行かなきゃと馬車馬の如く働かされてました。この養父選手の運動量と集中力が切れる前によく観られたのが、健介がプレスに追いやられてサイドの裏へパスを出すんですね。ここに一樹が走るもDFがカットする。これは非常に多いです。ただ、どちらの言い分も分かる。健介としては唯一のパスコースがあそこなんですね。これをキープしてくれると非常に助かる。しかし、一樹がサイドへ行ってしまうと1トップなので、中央に誰も居ない事になる。そもそも、健介が追いやられてる状況下では飯尾も守備してるし、河野にもマークが付いてるし、守備ブロックは万全の状況なのです。一樹がここでもらってキープしても健介へ下げるしか無かったりする。以下、ループという状況が待ってます。高木監督時代から続く、サイドでの袋小路を抜ける術は無いんでしょうか。やっぱり、一樹には悪いがキープしてくれんかなぁ。みすみす、相手へ渡しちゃうよりはマシだし。


4.まぁ、結局はこの試合の全てがコレでしたね。ホームであるはずのスタジアムでポストに当たりまくり。こちらとしては助かりましたが、ゴールされてもおかしくないシーンがてんこもりだったという事です。まぁ、こちらも吉田のシュート、一樹の一対一など追加点のチャンスもあった訳で。全体的に決定的チャンスはお互いに来てたんでしょう。いやぁ、これだけ救われたんですから、今シーズンにうちがポストに当てすぎて勝てない試合が1試合ぐらいありそうですね。


5.そのポストに当ててた事も影響はあったでしょう。ズバリ、甲府は勝ち過ぎた。この試合をヴェルディがものにするには「ふわっと勝つ事」。曖昧な表現ですね。甲府のサポーター全てが、もしかしたら選手も「あれ? 何で負けたんだろう」という気にさせること。躍起になって勝たなきゃと思わせないで終わりたかった。運動量で中盤を制圧していた藤田と養父の交代で、更に中盤に運動量が増え中盤は活性化しました。実は中盤を支配されたのは好都合でした。はっきり言うと、ヴェルディは放り込みに弱いです。ロングボールでいいんです。単純にハーフナーマイクだけでいいんです。なのに、甲府は中盤が支配出来ることで石原、マラニョン、松橋を投入した。ここも大西とかの方が苦手意識もあり効果的だったろう。つまり、ヴェルディを攻める手段、選択肢をこれ見よがしに与える事。いつでもゴールは入ると思わせる事。手数を増やさせる事などをさせたかった。ロングボール以外の選択肢を沢山与えることで、本当の弱点であるロングボールを隠したかった。最後に菅原を入れたのは単純に中盤を支配されてるのを良しと思わなかったからでしょうが、祥平を入れてると高さが怖いと相手に分からせてしまう様なもの。案外、この交代も効果があったかもしれない。きっと、甲府サポーターは「負けてない」と思いながら負けた事と思う。




ヴァンフォーレ甲府 0-1 東京ヴェルディ
得点者:平本一樹


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)です。こっちは純粋にもう少しでMOMだったよというのもあれば、ネタを提供してくれたり面白かった選手も与えちゃいます。


MOM:DF福田健介(3度目/通算5度目)
MOM:FW平本一樹(4度目/通算24度目)
MOM:GK土肥洋一(5度目/通算16度目)

MVP:FWハーフナーマイク(単純な高さでかんぺー&土屋の高さに勝てる)
MVP:MF秋本倫孝(土屋とのセットプレイ勝負でたびたび勝ってた)




・一歩間違えば、パウリーニョの一発に沈んだ可能性はあります。メリットの部分ですね。中央、特にバイタルエリアでのパウリーニョの不自然なフリー状態は冷や冷やさせられました。セットプレイの勝負では前にやられている秋本に土屋がつくカタチでした。それでも、何回かは秋本のマークを離しちゃうことが多かったです。ヴェルディはあの右サイド福田健介の頑張りが全てですね。マイクだから勝負したんでしょうけど、あそこでぐっと縦へ持っていけるとサイドバックとしては更に開花出来ますよ。マークされててもセンタリングの精度は相変わらず高いもんだ。前はフリーじゃないとダメとか思ってたのに。んで、平本は諦めにあそこで入ったところを評価。ダニエルに競り勝ったからね。


・さ、15試合ぶりの黒星を甲府に付ける事に成功しました。これでヴェルディは12試合で1敗という成績を維持しました。次の相手は19試合負け無しという柏が相手ですよ。J2を無敗で乗りきるなんていう伝説を残させてはいけません。相手は伝説でも何でもない「柏レイソル」というチームなだけです。フランサが退団し「MPが足りない」柏に真っ向からぶつかりましょう。