松本零士と槇原敬之の盗作疑惑について冷静に書こう・・・俺が落ち着け落ち着け | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

松本零士と槇原敬之の盗作疑惑について冷静に書こう・・・俺が落ち着け落ち着け

「盗作」・・・他人の作品の全部または一部を自分のものとして無断で使うこと。(広辞苑)



・どうやら、今日のワイドショーで「松本零士と槇原敬之の盗作疑惑について」をやっていたとまぐママが教えてくれた。そう、先に言っておかねばなるまい。まぐは槇原敬之のファンだ。多少、発言が偏っているかもしれない。それを念頭において欲しい。やはり、冷静には書けないだろうし。


・当初、パクり疑惑!と言われて、まぐはてっきり「ゴダイゴ」の歌をパクったのかと勘違いしていた。どうやら、銀河鉄道999の作品中にある台詞と似た表現だったらしい。曲のフレーズに関してなら、ORA●GE RA●GEとか大● 愛だとか色々いるのに何故に槇原なのかと思ったもんだ。それにしても、パクられる事はあっても槇原敬之がパクる事になるとは。違う意味でもパクられてる(逮捕)んだけど、槇原はそういう意味でイメージは最悪。ワイドショーなどでコメンテーターが全員、松本零士よりだったのも致し方ないか。




・検証と言うにはおこがましいが、色々と書いてみよう。まずはそのパクリ疑惑の発端はこうだ。槇原敬之の「約束の場所」という歌がある。どうやら、「CHEMISTRY」に対しての提供曲なのだそうな。これをTVかCMかでCHEMISTRYが歌っていた。それを松本零士さん本人、及び関係者が見ていたらしい。使われた部分は以下の通り。


松本零士
「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」

槇原敬之
「夢は時間を裏切らない、時間も夢を決して裏切らない」



・なるほど。全文の歌詞を見ても、槇原敬之らしい歌詞だ。ここ最近、槇原敬之は恋愛歌を書かずに応援ソングに近いものになっている。ライフソングって言うんだっけか? まぁ、そんなのはどーでもいい。これがここまでぴったり同じになってるのは確率的には有り得ないかもしれないが、槇原が書きそうだし疑惑前に歌詞を見たとき違和感は無かった。それでも、並べてみると意味合いが違うもんだね。「裏切ってはならない」だからね。とはいっても、これだけ似通っていれば「パクリ」と取られても仕方ないというのも事実。


・まぐも銀河鉄道999は漫画で持っていた。ただ・・・ごめん、この台詞、もう忘れちゃった。「かじられ星」とか「次の停車駅はバカタレ」とかどーでもいい事ばっかり覚えてるんだわ。10円ラーメンとかもあったね。かじられ星って確かリンゴを丸ごとかじられた様なカタチの星だよね。読んでいたのも小学校低学年で、物語の深い話は完全に「ながら見」だった訳だ。まぐとしては、どちらも好きな人なのでショックではある。以下はこの事件の経緯。




・問題としては、この部分が一番伝えたい場所であるサビで使われているということ。つまり、松本零士さんも銀河鉄道999で伝えたかった事。松本零士さんは「私のスローガンのような言葉。これを題目に講演会などで若者にエールを送っており、ファンにはなじみ深い。彼(槇原)が知らないわけがなく、勝手に使うのは盗作だ。」とコメントしている。


・問題はこれだけじゃなく、先週末に電話で2度話したところ。1度目は「知らない」と言っていたが、2度目は「どこかで聞いたものが記憶にすり込まれたのかも」と曖昧な表現に変わったとしている。そればかりか、レコード会社幹部が訪れて半ば認めたと謝罪を受けたとのこと。ただ、松本零士さんも現段階では、著作権侵害をめぐる訴訟やCM曲使用差し止めなどを求めるつもりはなく、詞の「出典」を明示することなどを求めている。TVでは槇原敬之側の映像は無く、フリップにお互いの主張の違いを掲載したものをお伝えするだけ。槇原サイドでは「謝罪はしたが盗作を認めるものではない」とだけコメントし盗作を否定している。



・・・・・むむむむむむ、どーなんでしょ。有名な台詞なんでしょーね。「彼が知らないわけがなく」とハッキリおっしゃってますね。まぐは知らないんですけどね、一般的にどーなんでしょ。そもそも、銀河鉄道999を全巻読んだ事がある人ってのも、お目にかかれて居ませんけど。やっぱ、年齢のカテゴリでしょーか。30代後半にはドンピシャなんでしょーか。常識的に知っている台詞ではないので、記憶の刷り込みという線だけじゃ「パクリ」とする根拠は薄いですね。とすると、やはり槇原が読んだ事があるか、無いかしか接点は無さそう。


・冒頭でも載せた様に広辞苑で言うと「他人の作品の全部または一部を自分のものとして無断で使うこと」としているので、やはり相手方の作品に使われているのを知った上で使用すると盗作となるみたいですね。ちなみに著作権では、両方に著作権が認められる事もあるそうですよ。こうなると、やっぱり裁判では松本零士さん側が槇原敬之がパクったという証拠を集めねばならんという訳だ。ってか、そんなの出来るの?




・・・ね? 結局結論でないでしょ? 槇原敬之がパクったという事も本人しか分からないし、松本零士さんもこれだけ似ているフレーズだったら抗議するのも当たり前だし。逆にパクリだ!と高らかに言えるほどの説得力も認知度もなさそう、まぐがこのフレーズ知らないからパクリじゃないってのも説得力無いし。どっちとも言えないな、結局は和解で終わりそうだ。松本零士さんサイドが手を引くってのが決着かな。訴え様も無いしね。松本零士さんも「盗作だ!」というより「私の考えが若い人にも根付いてる証拠だ。」とか太っ腹な事を言えればまだかっこよかったな。って、本人は怒ってる訳ですから、そんな事言わないね。


・そもそも、盗作とかパクリとか言葉や表現が悪いよね。例えば、早い者勝ちという事にしたとする、たとえ知らなかったとしても昔の作品を使ってはならないという事にする。今の人が非常に大変だけど。このままだとわざとパクっておいて、「そんな作品知らないよ」とシラを切られても困る訳だし。最近では、インスパイヤという言葉で逃げられたケースもあるわけで。かと言って、早い者勝ちにすると「阪神優勝!」みたいに何でも特許にする人も出てきちゃうだろうし・・・やっぱ盗作疑惑という言葉は芸術の世界では切っても切れないものなのかな。これだけ、世に出てたら本当にかぶる事もある訳で。




・ってか、結論も出ないまま静観したかったのに、余計な事を言ってんじゃねーよっ!東芝EMIなのか、このやろーっ!!槇原の所属事務所は「そこまで盗作呼ばわりされたら、先生の“銀河鉄道”というタイトル自体、先人が作った言葉ではないのかと言いたくなる」だってよー。言っちゃった、言っちゃったよ。宮沢賢治まで引っ張り出すなよっー、そういや、この件も争いがあったんだっけ? ちょっと、覚えてないっす。このままで行けば、「盗作だ!」「盗作じゃない!」だけの水掛け論で終わるのに。槇原の所属事務所は訴える気マンマン。あぁ・・・泥沼の様相。


・とにかく、今はどうなるか静観してましょ。知らない内にフェードアウトしていきそうだけど。本来なら一番嫌なオチの付け方だけど、どうやってまとめるんだい。どちらの言い分にも悪意が無いだろうしなぁ・・・悪意があるのは東芝EMIの売り言葉に買い言葉だけだ。これだけ見ると、東芝EMIの方が悪者に見えるなぁ。