トリノオリンピック第6回/限界突破を果たしてこその金メダル | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

トリノオリンピック第6回/限界突破を果たしてこその金メダル

・女子は上村愛子のおかげで楽しく見れた・・・今度は男子モーグルいきましょか。もう一度、過去ログ見るのも大変だろうから、もう一度ルール説明。斜面の途中にあるコブの山を越えて、2度ジャンプ(エアと言う)してゴールする競技。まず、コブをどう越えるか(ターンという)が15点。速さであるタイムが7.5点。エアの難易度・完成度で7.5点。満点は30点となっています。


・上村愛子がメダルを取れなかった様にどれだけ速く滑るかが高得点の基本・・・スピードが速いとコブを越えるのが難しい、だからこそ積極的だと判定されて高配当。スピードが速いとエアを決める時の高さ、難易度の高さなどから高配当。スピードが速いとタイムも速くなるから高配当・・・つまり、モーグルでは速さというものが重要なのです。日本人は上野のみ決勝進出。メダルを取るには24点~25点ぐらいが基準か。



-スキーフリースタイル「男子モーグル」-

上野 修(日本):(*)720、(*)コーク720=19.54

・一発目のエアの後の着地で後掲になってしまい、最初のコブを中途半端に滑ってしまう。最後のエアでも手を付いてしまった。ミス=メダルは無い。残念。

*「720」=セブントゥエンティと読む。720度回転、つまり2回転まわる事。*「コーク720」=「コークセブン」と読む。コークスクリュー720のこと。体を斜めに傾けた状態で2回転捻りすること。3Dエアとも呼ばれる。


ミッコ・ロンカイネン(フィンランド):(*)720×、コーク720=26.62

・な、なんだコイツは。信じられない速さでコブを越える。21.87秒ってどうしろと・・・。下半身がまるで別の生き物。それでも、上半身は微動だにせず。その速さなのにミス無しでパーフェクト。しかも、まぐはメダル圏内かと言っていた25点を遥かに越えて26点台。これで、後続の選手はスピードをあげないといけなくなったぞ。

*「×」=アイアンクロスの事。スキー板を×字にすること。



イェスピル・ビヨルンド(スウェーデン):720×、コーク720=25.21

・なんだか、跳ぶ技がほとんど同じなんだけど。第1エアではスピードを抑えてきたみたいだけど、直後からはスピードアップ。それでも、タイムは23秒台・・・さっきのロンカイネンのせいでレベルの高いメダル争いだ。最低でも25点取らないとメダルは無いぞ。ちなみにこの人もパーフェクト。



トビー・ダウソン(USA):720×手、コーク720=26.30

・アメリカ人なんだけど、マスクを取ったら日本の若手お笑い芸人にそっくりだったのにちょっとガッカリ。少しでも難易度を高くするために、第一エアの720でグラブを入れてきたぞ。手ってのはスキー板を掴む行為の事ね。難易度高くなるのさ。・・・こいつもパーフェクトで26点。



ジェレミー・ブルーム(USA):720×、(*)Dスピン×=25.17

・高い高ーいっ。途中のコブを越える動作のターンで若干、慌ててるというか遊ばれてるシーンがあったけれどタイムが速いので、積極的と取られたかも。解説者は若干辛口コメントだった。でも、やっぱりメダル取れず。

*Dスピン=頭が水平より低くなるタイプの3Dエア。足と頭の位置が常に斜めになっている。縦回転とも横回転とも区別出来ないので3Dエアと呼ばれる。



マーク・アンドレ・ムロウ(カナダ):(*)フルツイスト、コーク720×=25.62

・若干、スピードは速く感じなかった。それでも、1位にいる奴と比べてだからね。今までと違うフルツイストを持ってきた。3Dを2本持ってくる事でスピード不足を補って来た。この人もミス無しパーフェクト・・・。

*フルツイスト=後方一回転ひねりとでも言おうか。完全に頭が真下、足が真上に上がるので分かりやすい。これも3Dエア。



ベッグ・スミス・デール(豪州):バックフリップ×、コーク720×=26.77

・この時点で序盤に滑ったロンカイネンを誰も抜けない。色が金なのか銀なのか・・・。今までの選手がかなり難易度の高いエアを魅せてきたのに対して、この選手は着地の技術、ターン技術は世界一と言われてるらしい・・・そして、ミス無しパーフェクト!!エアの難易度はそんなに高くなかったけれど、エアの高さは素晴らしい。そして、金メダル獲得。


金メダル=ベッグ・スミス・デール(豪州)

銀メダル=ミッコ・ロンカイネン(フィンランド)

銅メダル=トビー・ダウソン(USA)


・ってか、レベル高すぎ。日本の上野選手は片手触っただけなのに最下位っていうレベルの高さ。結局、序盤でロンカイネンがレベルを上げてしまったので、全選手転倒無しという大会に。ってか、ミス無しでパーフェクトで滑ってきた人が半分近くいるし・・・こ、これはオリンピックの中でも最高の勝負でしたよ。



-スノーボード「男子スノーボードクロス」-

・今大会のトリノから始まったスノーボードクロスを紹介します。この競技はスノーボード版滑降とも言えるし、スノーボード版障害物競走とも言える。しかも、同時に4人でスタートするため、インコースの取り合いでは激しいクラッシュがあることから・・・「雪上の格闘技」とも言われています。故意に相手を潰さなければファールとはみなされない。タイムが速いだけでは決して勝てないのだ。ほれほれ、血沸き肉踊る戦いを魅せてみろ。うひひ♪

・まず、予選は普通にコースを一人づつ滑る。タイムで順位を競う。ここで32位までに入らないと決勝に進出できないのだが、出場選手は全員で36人・・・4人だけ落ちるという過酷な予選に日本の千村選手が32位で突破。ふぅ、危ない危ない。しかも、決勝トーナメントの1回戦も突破したぞ。頑張れ、千村!


-準々決勝-

↓ジーデック↓

第1バトル:ラドスラフ・ジーデック(スロベキア)、ヨルディ・フォント(スペイン)、ジョナタン・ヨハンソン(スウェーデン)、ハンス・ヨルグ・アンテルレイナー(オーストリア)


・スタートに出遅れたヨルディ・フォントが序盤では4位。もう、この時点で駄目かと思ったのだが、最初のコーナーで一気にインをついて3位。ヨハンソンがジャンプしてる間に一気にインをついて2位へ浮上。最後はジーデックと半ボード差にまで詰め寄ってフィニッシュ。はぁ・・・ぶつからなくても勝てるみたい。


ジャシー・ジェイ・アンダーソン↓


第2バトル:ジャシー・ジェイ・アンダーソン(カナダ)、デイモン・ヘイラー(豪州)、トマソ・タグリアフェッリ(イタリア)、ミヒャエル・ノボトニー(チェコ)


・アンダーソンという選手が1位で逃げ。これを全員で追っかけて2位狙いに行こうとするも、3位ノボトニーと4位タグリアフェッリでぶつかってしまい失速・・・これで1位アンダーソンと2位ヘイラーに逃げられてしまった。それにしても、序盤で3人並んでる状態ってのはピリピリしてて面白いやね。

↓千村↓


第3バトル:セス・ウェスコット(USA)、ディテール・クラスニッヒ(オーストリア)、フランソワ・ボワバ(カナダ)、千村 格(日本)


・世界王者のウェスコット vs 日本の千村。序盤のスタートダッシュでは千村が2番手につける好位置。しかし、3位クラスニッヒとの争いの末に普通のジャンプ台で転倒してしまい4位。大健闘でした。



第4バトル:ジェイソン・スミス(USA)、ポール・アンリ・ドゥルリュ(フランス)、マルコ・ヒューザー(スイス)、ネイト・ホランド(USA)


・4人全員が1位争い・・・コーナー曲がるときは必ず誰かしらにぶつかるという大接戦。アメリカ勢でワンツーフィニッシュかと思いきや、2位の選手のジャンプが高すぎて1位の選手の頭にぶつかるという危険なシーン。しかし、これで体勢を崩してしまい2位の選手が転倒。これで有名なネイト・ホランドが敗退したらしい。


-準決勝-

第1バトル:ラドスラフ・ジーデック(スロベキア)、ヨルディ・フォント(スペイン)、ジャシー・ジェイ・アンダーソン(カナダ)、デイモン・ヘイラー(豪州)


・ここらへんになると強豪同志の対戦。序盤で4位の選手がコースアウトでDQ。ジェイシー・ジェイとフォントの2人で戦う。しかし、途中でフォントがコーナーのインをついて2位へ。その後のジャンプでは2人揃って転倒してしまう。普通ならここで2人とも試合終了なのだが、すぐに起き上がってきたジェシー・ジェイが2位へ。素知らぬ顔でトップで通過したジーデックと共に決勝進出。



第2バトル:セス・ウェスコット(USA)、ディテール・クラシニヒ(オーストリア)、ジェイソン・スミス(USA)、ポール・アンリ・ドゥルリュ(フランス)


・途中まで抜きつ抜かれつ。優勝候補の兄貴が一回戦敗退という大波乱だったのだが、弟がなんと途中の大ジャンプで一気に1位へ躍り出た。まるで、人の上を越えてきたかの様な凄さ。2番手には世界王者のウェスコット2位で突破してきました


FINAL:ラドスラフ・ジーデック(スロベキア)、ヨルディ・フォント(スペイン)、セス・ウェスコット(USA)、ポール・アンリ・ドゥルリュ(フランス)

・1位争いは熾烈か?と思われたが後方でドゥルリュとフォントが転倒。ここから1位ジーデックと2位ウェスコットの争いへ。しばらくはじっと後ろで待っていた世界王者のウェスコット。しかし、一気にインコースをついてウェスコットが突破。さっきから何度も言うけど、よく抜けるよね。最後はジーデックも追い上げてくるのだが、最後は半ボード差でアメリカに金メダル。解説者の「また、アメリカかぁ~」って言葉も印象的でした。


金メダル=セス・ウェスコット(USA)
銀メダル=ラドスラフ・ジーデック(スロベキア)
銅メダル=ヨルディ・フォント(スペイン)


*今から男子フィギュアスケートのフリーだぞ。まぁ、まぐは寝るけど、女性は必見だ。