そう、歴史は繰り返す・・・
アナタは知っているだろうか、若い人は知らないだろうな。「ビデオ戦争」という言葉を。
現行のビデオ「VHS」、そして今や伝説となったビデオ「ベータマックス」。この両者の規格には互換性が無い。両者で全く違う種類のビデオを作り上げてしまったのだ。先に作ったのはSONYのベータ。アメリカでは権利系での諸問題から裁判にまでかかったが、何年もかけた権利の争いに勝ち、「ビデオ」というものが存在できるようになった。すると、松下率いる日本の企業がVHSという新たなビデオを開発してしまったのだ。
当時、技術的に優れていて、音響、映像、劣化、小型化などによりベータの方が有利であった。しかし、VHSには何よりも替え難い「低価格」で売り出したのだ。結局、この闘いでベータは敗れ、現在も皆が知っているビデオ「VHS」で規格が統一されたのだ。そう、あれから20年近く経つ。
そう、歴史は繰り返す・・・
昨日の朝刊の一面にこんな記事が踊った。「アメリカ映画会社が東芝規格採用」・・・何の事やら分からない人も多いだろう。そう、実は上記で説明した「ビデオ戦争」、これと全く同じことが起きているのだ。その名も「DVD戦争」。現行のDVDは規格が統一されているのだが、問題は「次世代DVD」だ。現在のDVDは赤色発行レーザーで照射して映像などを楽しんでいるのだが、次世代DVDは青色発行レーザーなのだ。あのどこぞの企業で開発した青色発行ダイオードがこんな所でも技術進歩を生んでいるのだ。そりゃ、開発費寄こせと言いたくなるだろうな、それぐらいの大発明だ。波長の短い青色発行レ-ザーにすることで細かく情報を刻む事が出来、記憶容量が大きくなったのだ。まぐが現行DVDやハードディスクを買わずに我慢をし、次世代が出るまで待つという判断をしているのはそれが理由だ。
そう、この次世代DVD・・・2つに規格が真っ二つなのだ。まずはSONYとライバル松下・三菱・シャープなどが組んだ「BD(ブルーレイ・ディスク)」はディスク自体にも改良を重ね、現行以上の大容量化を実現。将来的には今のビデオ以上の3倍速が待っているはずだ。しかし、それに対抗しているのが東芝や三洋、NECが開発した「HD-DVD(ハイ・ディフィニション)」だ。こちらは「低価格」を売りにしている。現在のDVD以下の値段も実現出来るという。両陣営とも現行DVDも見れる仕組みではあるが、まさに「ビデオ戦争」と同じ図式になっている。
そこでだ・・・さっきの新聞の一面が思い出される。「アメリカ映画会社が東芝規格採用」そう。実にワーナーやユニバーサル、パラマウントなどが東芝規格を採用すると発表したから。ワーナーは現在のハリウッド映画そのものを多数輩出しているアメリカ最大手の映画会社であり、DVDのシェアも物凄い。そこが東芝を採用したもんだから、アメリカ市場は完全に東芝寄りだ。おまけに映画の老舗「ローマの休日」「ゴッドファーザー」などの名画を手がけているパラマウントもだ。これだけで事実上アメリカの45%半分のシェアをゲットした訳だ。TV局であるフォックス、ソニー・ピクチャーズ、MGMはSONY陣営なのだが、わずか30%。そして、残りのシェアを持っているのが・・・ディズニーである。まだ、回答を保留しているが「子供に買える値段」を実現させる以上東芝になるのは明白。またか、またSONYは負けるのか。しかし、SONYにはまだ「プレイステーション」でも「ブルーレイ」にするという奥の手がある。さぁ、この戦争はどっちが勝利するのだろうか・・・
まぐは静観するとともに・・・・現行のVHSのビデオでいーや。まだ、ムツカシくてわかんなーい♪