ゲーセン大好きまぐの対戦格闘講座 -その7:サムライスピリッツ- | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

ゲーセン大好きまぐの対戦格闘講座 -その7:サムライスピリッツ-


サムライスピリッツ


・うーん、また書くの忘れてました。ゲームの発売日とはだいぶ違う順番でお伝えしています。今回のタイトルはサムライスピリッツ。CMも雑誌も紹介しなかった普通のソフトがまさかの大ヒット作品となりました。



・世間ではストⅡブームも一段落し、次回作品を待ちに待っていた最中の出来事。まさかの対戦格闘がSNKから発表された。餓狼伝説? 竜虎の拳?・・・いえいえ、サムライスピリッツだって。そういえば、ゲーメストでは宣伝広告が載ってるだけでゲームの中身は一切掲載されていなかった。そのため、誰も存在を知らなかったのだ。まず、サムライスピリッツが他の格闘ゲームと比べて何が違うのか・・・。



1.刀などの刃物を持っている。
2.近距離でズームイン、遠距離でズームアウト(竜虎システム)
3.新システム:怒ゲージ
4.超必殺技もいらない・・・超攻撃力技
5.規制も入った倒した後の残酷な演出
6.必殺技に威力が無い
7.対戦格闘の流行った原因、連続技の概念が無い
8.まさに時代劇? 空中戦の応酬
9.時代劇ならではの「鍔迫り合い」
10.他の格闘ゲームと違う戦い・・ちくちく型 vs 一発型
11.格闘ゲームで一番人気のナコルル・・・が起こした問題。



1.まず違うのが刃物を持ってます。対戦格闘という概念をぶっ壊した異色作です。なにせ、侍ですからね。そもそも、ストーリーは暗黒神を追っかけてたり、普通に切りまくってたりと様々。それでも、最後のボスは暗黒神に魅入られて生き返った「天草四郎時貞」がラスボス。ちなみに武器は小刀、刀、槍、長刀、鎖鎌、爪、レイピアなどリーチも威力も豊富。



3.サムライスピリッツのみのシステム。それが怒りゲージ。戦闘中に攻撃を食らえば食らう程に「怒」が溜まって行く。すると、攻撃力が格段に上昇する。実はこのシステムが超逆転劇を演出してくれるのだ。それが4番目と6番目の超必殺技もいらないという事項だ。実はこのゲームは必殺技に大した威力が無い。確かに一部の必殺技「ツバメ返し」「弧月斬」「アンヌ・ムツベ」「ニツ角羅刀」「気攻爆転法」などはそれだけで超威力ではあるが、他の必殺技は通常技よりも威力が低く設定されている。そのため、全キャラ共通で「大斬り(他のゲームでは大パンチに相当)」の威力が必殺技よりも大きいのだ。出した後のスキが大きすぎるのだが、当てれば一撃必殺なのだ。もし、怒りゲージマックス+大斬り+相手のカウンターなどが重なると半分以上減らす事も可能なのだ。これぞ、刀で相手をぶった切るのだから一撃必殺でも当然なのだ。あと、バックステージで黒子がたまに肉を投げてくれますが、他の格闘技に無い体力回復というシステムもありました。



5.大振りで相手をぶった切るんですよ。当然ながら相手のパワーが無くなったら「うわ~~~~」と叫んで倒れるだけじゃおかしい。そうです、刀で切るんですから。大振りで相手をぶった切る = 体もぶった切れなきゃおかしい・・・ということで過激で残酷な演出とは、その名の通り真っ二つになります。大振りじゃない技で切った場合は、首筋辺りから血が吹き出します。ぶしゅ~~~~と画面いっぱいに血飛沫が飛び散ってその場にうずくまります・・・これがアメリカで大ウケ。「オー、ニンジャー、サムライ、ゲイシャ・・・」と大流行。ちなみに設定で変更出来るのでゲーセンによって血が出なかった場所もあります。あ、女性キャラも真っ二つにされます。



7.ストⅡでバグから始まった連続技の概念。これが人気の秘密になりました。その後、バグではなく連続技自体を盛り込むようになりました。しかし、このサムライスピリッツは上記でも述べた様に一撃必殺なので連続技の概念はありません。一部のキャラにはバグで連続技が出来ましたが、ジャンプ大斬り+大斬りというオーソドックスなものなので初心者でも出来るレベル。これも人気の秘密ですね。



8.まさに時代劇と言わしめたのが、試合前及び試合中に刃先が触れ合う事で生じる「鍔迫り合い」。時代劇でもあるように刀と刀を合わせてじりじりと押し合う展開。これがゲームでもありました。ボタンを連打して勝つと相手の武器を払う事が可能。武器が無い状態だとガードしても体力を失う事から、武器を払われてしまうと致命的です。そして、アツイのが空中戦。ジャンプ大斬り+大斬りというのが主流になった時に使われた対空技。実は昇竜拳コマンドの迎撃は無意味でほとんどが勝てません。しかも、空中からは大斬りなのでダメージがデカ過ぎです。そこで、対空防御に使われたのが、登りジャンプ大斬りです。侍同士が空中へ同時に飛び上がって大斬りをし合う。まさに侍。防御の出来ない空中で斬り合う・・・これぞ醍醐味でした。



10.実はですね、リーチの長い武器を持っている槍、爪、レイピアなどは小斬りや中斬りなどのリーチが半端無いほどに長い。これのせいでジャンプなどで間合いを狭めないちくちく型というのが存在したのです。こちらからは一切飛び込まずに長いリーチを駆使して、間合いの外からいやらしく攻めます。昇竜拳という無敵技が無い為、他の格闘技には無い概念です。しかし、それに対抗してちくちく刺されながらも大斬り一発大逆転のギャンブル型も誕生しました。ちくちく攻めてくるやつに不意をついての大斬り一発。こういう駆け引きが非常に盛り上がり、人気はどんどん加速していったのです。色んな所で覇王丸の「うおぉりゃーーーっ!!」という声が響いたものです。



11.格闘ゲームで一番人気のナコルル。理由は簡単。それまで出てきたヒロインはと言うと・・・春麗、不知火 舞など比較的露出を好む女性でした。なんか、いやらしい言い方ですが、その後も対戦格闘ヒロインは際どい格好まっしぐらです。そんなに胸がでかかったら動きづらくて戦えないという一般論を完全無視していました。そこで出てきたのがナコルル。徹底してかさ張る服を重ね着して色気なんかありゃしない、しかも頭には今時真っ赤なリボン乗っけてるし。2P同キャラ対戦のナコルルはどう見ても悪役風の紫に色黒肌のナコルル。そう、清純派で売り出したのです。これが好評で人気を博しました。しかし、ナコルルのせいで問題が発生します・・・それは、




「大自然のお仕置きよ!」




・↑の台詞、どっかで聞いた台詞ですね。そうです、セーラームーンの台詞パクっちゃいました。言い方といいそっくり。本家は「月に代わってお仕置きよ!」でした。これがやはり問題になったのか、SNKが自主的に取り下げたのかは分かりません。次回作では「大自然のお仕置きです」に変更されてました。