東京番外地 (新潮文庫) | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

本書は映画監督であり、作家の森達也氏が

 

15の「聖域」を旅する裏東京ルポルタージュです。

 

ここには番外編・東京ディズニーランドが追加収録

 

されており、自分がお気に入りなのは歌舞伎町と、

 

芝浦食肉加工場でした。

 

 

 

 

 

どうも僕はこういう東京の姿が大好きで、まぁたぶん

 

ここに書かれているところは間違ってもデートコース

 

には使えません。

もしひとつでも行ったら確実に次から連絡は来なく

 

なるでしょう。

あ、でもディズニーランドは別か。

 

でも森達也氏の描く「東京」に自分の感性が揺り

 

動かされるのをこの本を読みながら感じました。

東京と言う街はいまさら僕がここで言うことでも

 

ないのですが、それぞれの人にとって、見える

 

ものは違います。

 

特に森達也氏が描く「山谷」は『あしたのジョー』が

 

語られていて、自分も高校時代に読んでいたので、

 

結構ビビッドでした。

さらに芝浦食肉加工場の話は「屠」と言う字が

 

使えない、もしくはなくなりつつあること。

そして、こういうことは決して日の目を見ないことが

 

淡々とつづられていて、大学時代にまぁ、後に順を

 

追って紹介して行きますが『A』・『A2」を

 

ドキュメンタリー映画をDVDで見て、その撮影記録を

 

まとめた森達也氏の本を読んでから、ずっと影響を

 

受け続けている自分がいることを再認識いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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