本書は『ゼロからはじめる』シリーズの
NTTドコモから発売されたスマートフォン
「arrows SV F-03F」の初心者向け解説書です。
僕もとうとう、必要に迫られてスマホを購入し、
本書を片手に四苦八苦です。
2009年ごろに僕は今まで使っていたDOCOMOの
ガラケーを料金滞納によって強制解約の仕儀と
相成ってしまい、DOCOMO側から
「おんどりゃこれ以上舐めたマネさらすんなら
出るとこでたるぞゴラァ!」
という内容がやんわりと書かれた書面を頂戴し
「こりゃああかん。」
ということで何とか金を作って残りの代金を
支払った後はすっかり携帯とは無縁の生活を送り、
拙著『斜めからの視点に立つ~釧路公立大学
下山ゼミ生・学生団体SCANたちと分け合った日々~』
(KDPほか)に登場していた釧路公立大学の学生からも
「え、有坂さん。携帯持っていないんですか?
LINEやっていないんですか??」
と幾度となく驚かれるも、どこ吹く風だったわけで
あります。
それがいやおうなしに方向転換を迫られたきっかけは、
いくつかあるうちの仕事先の相手から
「有坂さんとはとにかく連絡が取れない! いい加減
携帯を持ってくれ!! そうじゃないと緊急時に連絡が
取れない。」
という指摘をうけ、
「そろそろ年貢の納め時か…。」
と天を仰ぎ、購入の決断を下したのでした。
最初はUQや楽天、LINEモバイルなどの
格安携帯を検討していたのですが、支払いの
ところで躓き、大手キャリア。DOCOMOだったら
通信環境もよろしかろうということで、若干
「前科」のおかげで契約できるかどうか不安
でしたが、近くの販売店へと行きました。
最初はiPhoneかソニーからリリースされている
Xperia(エクスペリア)シリーズをと思っていたの
ですが、10万円以上かそれに近い価格を提示され、
購入をあきらめかけた僕に店員が
「一世代前のでよろしければ、こちらがお安く
なっておりますよ。」
と勧めてくれたのが本書で取り上げられている
「arrows SV F-03H」のスマホでした。
スマホの捜査は実際に手を動かしながらじゃないと
覚えることはできないものでありまして、契約を
済ませ、LINEなどのアプリをインストールし、
DOCOMOのスマホセミナーにも出席し、さらに
「デジタルネィティブ世代」真っただ中の教え子たち
から逆にスマホの操作を習い、その上で購入
したのが本書でした。
本書を読んでつくづく思ったのはスマホの持つ
機能が実に多岐にわたることであり、電話、
インターネットは言うに及ばず、カメラや決済まで
これ一つでできるとなると、もはやスマホは
自分自身の「分身」であり、なくすということは
とてつもない「損失」であるということでした。
現在は本書を辞書のように使い、そのたびに新しい
機能を発見しては驚いている毎日です。