雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書) | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

『ノーギャラ、しかもスタッフ全員が生粋の、

 

もう純度100%のニート、もちろん未経験者

 

ばかり…。』

 

そんなむちゃくちゃな状況で行われたネットラジオ、

 

「オールニートニッポン」の内容を

 

書籍化したものです。

 

 

 

 

僕はこの本を幾度となく読み返しておりますが、

 

まぁ読むたびに新しい衝撃を覚えます。

 

彼らのいうことに少なからずシンパシーを感じる

 

自分はメインストリームには決していられないんだなぁ、

 

決してマジョリティーにはなれないんだなぁ。

 

なんて思っている自分がいます。

この番組でもっとも特徴的なものは運営している

 

スタッフもいわゆる『ニート』であること、よくそんな

 

むちゃくちゃな試みができるなと思いましたが、これも

 

インターネットの恩恵なのでしょう。

そのときそのときに出演するゲストも多彩な経歴を

 

持った人たちばかりで、大槻ケンヂ。湯浅誠。

 

松本哉…。と多士済々です。

 

こういう人たちが出てきては、現代の世界を蝕む

 

さまざまな問題が多彩なテーマで語りつくされて

 

います。

彼らのウェブサイトの中にあるコーナーのオンライン

 

ラジオでここに書かれていることが聞けるので、

 

ネットラジオを聴くことが出来る方は一度お聞きに

 

なってはいかがでしょうか? 

しかし、自分が扱っているテーマがこういうもの

 

ばっかりだと、ますます世間一般で言うところの

 

「まともな」人間から遠ざかっていくような気がして…。

 

そんな危惧感を最近感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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