『ノーギャラ、しかもスタッフ全員が生粋の、
もう純度100%のニート、もちろん未経験者
ばかり…。』
そんなむちゃくちゃな状況で行われたネットラジオ、
「オールニートニッポン」の内容を
書籍化したものです。
僕はこの本を幾度となく読み返しておりますが、
まぁ読むたびに新しい衝撃を覚えます。
彼らのいうことに少なからずシンパシーを感じる
自分はメインストリームには決していられないんだなぁ、
決してマジョリティーにはなれないんだなぁ。
なんて思っている自分がいます。
この番組でもっとも特徴的なものは運営している
スタッフもいわゆる『ニート』であること、よくそんな
むちゃくちゃな試みができるなと思いましたが、これも
インターネットの恩恵なのでしょう。
そのときそのときに出演するゲストも多彩な経歴を
持った人たちばかりで、大槻ケンヂ。湯浅誠。
松本哉…。と多士済々です。
こういう人たちが出てきては、現代の世界を蝕む
さまざまな問題が多彩なテーマで語りつくされて
います。
彼らのウェブサイトの中にあるコーナーのオンライン
ラジオでここに書かれていることが聞けるので、
ネットラジオを聴くことが出来る方は一度お聞きに
なってはいかがでしょうか?
しかし、自分が扱っているテーマがこういうもの
ばっかりだと、ますます世間一般で言うところの
「まともな」人間から遠ざかっていくような気がして…。
そんな危惧感を最近感じています。
![]() |
雨宮処凛の「オールニートニッポン」 (祥伝社新書)
Amazon |