筆者は「リサーチャー」とはれる職業を
されている方で、その仕事上で培われた
『調べる力』というものをビジネス書として
開陳したものが本書ということになります。
読み物としては疑問符がつきます…。
この本を手に取ったのはまったくの直感で、
僕はほとんどテレビを見ないので詳しいことは
まったくわからないのですが、筆者は
「リサーチャー」という職業をなさっている方で、
『自分が欲しい情報を手に入れる』
技術を公開している、というのがその売りとの
事です。
しかし今回ばかりは僕の勘が外れました。
ビジネス書としてはこれで良いのかも知れません。
ただ、僕にはあまり琴線に触れる本では
ありませんでした。
でも、こういう本は読み物としての面白さ
ではなく『以下に役に立つか』ですから。
それについては何もいうことはありません。
内容をかいつまんでここに引用させていただくと、
●「とりあえず図書館へ」「まずはネット」がダメな理由
●脳内に情報地図を描く
●プロがネタ取りで必ず使う“基本の5つのソース”とは
●資料書籍を一日10冊読みこなす“プロの方法”
●新聞、雑誌はこう使う
●対人取材で話を引き出せる質問、引き出せない質問
●相手に伝わる「報告書」に不可欠な要素とは
●勝つプレゼンのための口癖がある
●固有名詞に弱い人への処方箋
●ノートにも感情を乗せる
●Evernote活用法 ……etc.
という見出しについての具体的な内容は
本書に譲るとして、プロが実際に書いている
ものですから、自分の仕事にそれぞれ適宜
取り入れて取り入れていけばいいのでは
ないかと思います。
こういう本を読むのならば、例えば
池上彰・佐藤優両氏の本を何冊か見繕って
読むほうが圧倒的に面白いですし、ためにも
なると思います。