- 本書は1992年に他界した夭折のロックミュージシャン。
- 尾崎豊氏の奥様である繁美さんが書いた手記です。
- そして現在はご夫婦の一粒種である尾崎祐哉氏が
- 活躍されているそうで、時の流れを感じます。
- 確かこれを読んだのは中学生から高校に入る間の
- ころのことだったと思います。正確には、高校一年生の
- ころ。妻である尾崎繁美さんについては現在でも
- 賛否両論があって、僕はそれをどうこう言うつもりは
- ないのですが、やっぱり彼女は『カリスマ』といわれた
- 歌手の最も近いところにいたわけで、その生活はいま
- 思い返しても壮絶ですね。
僕が最も印象に残っている箇所は尾崎豊氏が繁美さん
- との口論の末に、なんと繁美さんの目の前で自分の
- 手首を切ったところで、彼の中にあるそこの知れない
- 狂気に今思い返しても背筋が寒くなるような思いが
- いたしました。彼が亡くなったあとにいろいろあって、
- 現在では和解されているそうですが、裁判沙汰にまで
- なってそれで彼女はNYに行ってしまうのですが、
- そこのくだりも読んでいてとても切なかったことを
- 覚えています。
現在は再版はされていないようなので、読みたい場合は
- ネットで手に入れるか、図書館で借りて読んでください。
- でも、熱烈なファン以外はあんまり読んでも楽しくない
- かもしれません。
※以下追記
そして、尾崎豊の衝撃的な死から本書の刊行を経て、
- 時は流れ2016年7月16日尾崎豊、繁美の両氏との間に
- 生まれた一人息子である尾崎裕哉が26歳の誕生日を
- 迎えて2016年7月16日にTBS系の音楽番組『音楽の日』に
- 生出演し、父、尾崎豊氏の「I LOVE YOU」をカバーした上に
- 彼自身のオリジナル曲「始まりの街」をTV初披露したことでも
- 有名になりました。裕哉氏が歌う姿を見て、
「あぁ。あれからなんと膨大な時が流れてしまったのか…。」
と痛感しておりました。- 親愛なる遥いあなたへ―尾崎豊と分けあった日々/東京書籍
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