【考察】手間のかかる草取りをしながら大規模営農を考える | 新潟コシヒカリのお米農家「まごころ村」ブログ*出張販売・全国発送対応

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自然栽培の田んぼの草取り
 
肥料農薬除草剤を使わずに田んぼの力
だけで栽培する自然栽培
 
除草剤を使わないので
除草機を押したりして
草を抑えているのですが
後でダラダラと出てくる草を抑えることはなかなかできません
 

 
特に厄介なのがクサネム
これは収穫して乾燥すると黒い小さな粒として残ります
米粒と同じサイズなので取り除くことが困難で
まごころ村では色彩選別機をつかっても
取り除いているのですが
あまりにも過繁茂になってしまうと
取り切ることが難しくなります
 

 
小さな豆のようなもの
食べても問題はないのですが
白いお米に黒い豆は目立ちます
なのでこれは稲刈の前に一つ一つ手で取り除くほかありません
 

 
国は中小農家よりも大規模に生産する農業を
推し進めています
 
大きく土地を集約すれば
圃場整備をした際の負担金を下げたり
もしているのですが
果たして持続可能な農業なのでしょうか
 
昨今のゲリラ的な天候を見ていると
あまりにもリスクが大きいような気がします
 
大規模にすれば手が回らないことも
たくさん出てくることと思います
それをカバーするために
肥料や農薬除草剤を多用して
カバーしなければならず
刈り取りも適期に刈り取ることも難しく
お米の質は落ちるように感じます
 
日本のお米の良さはその品質
大規模に生産することと引き換えに
その品質を落としてしまうことも考えられます
 
もちろん田んぼは何も米作りだけを
する場ではありません
そこで暮らす全ての生き物を育んでいる
事を考えると
畔草は枯らすのではなく刈ったほうが良いですし
なるべく農薬は使わないほうが良いです
 
何ごとも一長一短あるように
良いことばかりではないですね
 
 

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