日差しが強く、蒸し暑い日が続いています。

今年は7月に入ってから35度や38度という報道もよく見ます。

 

近年、熱中症による死亡者数・緊急搬送者数は増加傾向にあり、環境省と気象庁は熱中症予防のための情報発信として「熱中症警戒アラート」を今年から全国を対象に発信しています。これは熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意をよびかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

 

先日、高齢者の熱中症についての研修会に参加する機会がありました。

『巣ごもり熱中症』と言い、家での巣ごもり生活により熱中症の死亡者数が高くなっているそうです。原因としては、①換気による室温の上昇、②空調の不使用、③外出自粛による孤立、④高齢者ゆえ体のサインに気づきにくい、といった点が挙げられていました。

また高齢者が脱水症状に陥りやすい身体的特徴として、①加齢による筋肉量の低下で体が水分を蓄えにくい、②腎臓機能の低下やお薬の副作用で体から水分を失いやすい、③加齢による感覚機能の低下・食欲不振・水分補給の抵抗感で水分補給がされない、というお話もされていました。

 

熱中症予防の行動としては、

◎のどが渇かなくても水分補給

◎部屋の温度をこまめに測る

◎エアコンの活用(○℃以上になったらエアコンをつけると決めておく)

◎暑さを避ける

また、大量発汗、めまい、こむらがえりは熱中症の初期症状だそうです。

体を冷やす(首の後ろ、わきの下、足の付け根といった太い血管が通っている場所)、冷たいイオン飲料をとるなど、早めの対処で熱中症を防げます。

 

この時期はしっかり食事・睡眠をとって、こまめな水分補給、暑さを避けるとともに体のサインも見逃さないように気をつけたいですね。

 

今日は土用の丑の日。

メニューは、

☆うなぎちらし寿司

☆かぼちゃの煮物

☆赤出汁

☆桃のヨーグルト