名古屋の夜、飲み屋を探しに外に出たら一番最初に見つけた店。凄い雰囲気良さそうだったけど、店主が凄い長話をしてきそうな気がしたので別の店にしました。

深い意味はありません。


広島にて。

僕のアテンドをして下さった方が僕の高校の1つ上の先輩と共にドイツで学んでいたそうで、先輩から僕の話を聞いていたそうです。


先輩曰く「多久くんは物凄い努力家でずっとフルートの練習をしていた」との事で、僕はそれを聞いて「はっ」とする事がありました。


僕の通っていた伊奈学園は学力試験で入る一般系と技芸の推薦で入る芸術系があったのですが、先輩は音楽系、僕は人文系という学科だったのです。


僕は小さい頃から「音楽で食ってくのは無理」との教えを受けていたので勉学に励んでいたのですが、どうしてもフルートが吹きたくて隙間の時間を見つけては吹いていました。20分休みや昼休みの間でも。


本当は勉強を頑張らなくちゃいけないんだけど、吹きたくてしょうがないから吹いて遊んでた姿が、音楽を頑張らなくちゃいけない先輩からしたら『努力』として映ったのかもしれません。


授業中に隠れてフルートのCD聴いて、譜面を採譜して、鉛筆で指の練習しているのは僕にとっては《授業をサボって遊びに夢中なバカ》だったのですが、


覚えるまでCD聴いて、手書きの楽譜で練習してる後輩の姿を見て先輩には《寸暇を惜しんで音楽に打ち込んでる努力家》だったのかもしれない。


なんて事を考えたら、今僕は音楽に打ち込む事を《仕事》や《努力》だと捉えていないだろうか、とゾッとしました。


夢中になって遊んでるヤツには〈ストイック〉や〈努力〉では敵わない。


楽しんだもん勝ち。

バカには勝てないよね、

という話でした。


長話。