マグナムの合わせを度々行っております。
改めて思いますが2人とも物凄く上手いです。
でも、2人とも自分の凄さを分かってないし、自分の凄いところって自分では気づいていないものです。
現役で藝大に受かってたら彼らとチームを組めてなかったろうし、苦汁をなめたとはいえ2回も試験落とされたのはやっぱり幸運だったな。
彼らの良さを引き出すのは僕の仕事のひとつ、ということも頭にあるのですが、
イニシャル「K・Y」の「ミスター地雷」神田勇哉氏が良かれと思って
「多久さんはプロデューサー業に向いてるから自分でフルート吹かないでそういう仕事をした方がいいですよ」
というアドバイスをしてくれるんですが、そんな時は何だかムカついて、
ボコボコにして内臓を野犬に食わしてやろうかな、とそんな絵が頭に浮かびます。
でも長い付き合いなので仲良しです。
アンサンブルも息ピッタリで楽しさしかありません。
コンサート、オンラインチケットで是非ご鑑賞ください!
帰りの電車で神田君と帰っている時に
「多久さんは新しい事やってますか?趣味とか。ずっと仕事と作曲ばかりしてるんじゃないですか?」
と聞いてきたので、心の中で
「お前らが書かないからワシャ毎日パソコンの前でウンウン唸っとんのじゃああああああ!!」
と彼の頭を電車のつり革に突っ込んで胴体に抱き着いてぶら下がってやろうかと思いましたがいけません。
彼に「悪気」はありません。純粋なだけなのです。純粋な「」なのです。
ほら、顔の横から何か出てる。
でも、彼に言われて思いましたが作曲は嫌いだし練習も嫌いだし、
やりたい事っていうのは全然ないんですけど、
既成の曲でみんなと同じような演奏をするっていうのは
「やりたくない」んですよ。
とにかく「やりたいこと」みたいなのは見つかりませんが、
「やりたくないこと」ってのは本当にすぐ見つかりますね。
好きな食べ物っていうのはボヤーっと色々浮かびますが、
嫌いな食べ物っていうのは即答できる。
人も然り。
「やりたくないことをしない為の努力」が「やりたいこと」になるんですかね。
ちなみに神田君と梶原君は、僕が「やれないこと」を沢山知っていて率先してやってくれているので
私は大人しく自分が「やれること」の作曲編曲活動に時間を使っております。
2人ともお世話になってます。
マグナムトリオ フォーエバー
そんな私たちのコンサート、
見に来てくださいね。
世界で一番、面白いフルートのコンサートですよ。