昨日は仕事の合間に銀座の山野楽器へ。
店頭の販売員さんに勧められて(プロとは知られずに)吹いてみると、古田土、三響とは違い、管体が細く第3オクターブがめちゃめちゃ良い音がします。勿論音程もバッチリ。
細管は低音がボヤッとした息では鳴らないので、レベルが高くないとなかなか不都合さを感じてしまいますが、ブリアコフやベネットみたいに少ない息を集束して吹ければ逆に吹きやすいとも感じるほどです。
なんでこういう楽器の存在を知らなかったんだろう、楽しい楽しい。
と、プープカ吹いていたら、奥から『そういう音で吹いて欲しいんだ!』と謎のおじちゃんが出てきました。
聞けばその方はアルタスフルートの創業者の田中修一さん。自らもフルートを吹かれる方なので、『良いフルートの音』へのこだわりがあり、鳴らしやすいフルートより、良い音のするフルートを!という茨の道を歩んでいる製作者の方なのだなという事が話しているとわかりました。
田中さんからは『最新のアプリでモイーズやニコレのレアな音源が聴けるよ!』とか、色んな名プレイヤーのこだわりの話とか、僕が大好きな話を沢山持っている方でした。
やはり、製作者と会うと楽器への愛着って違いますよね。
低音楽器を愛でる会への出演もさりげなくお願いし、更にフルート大好きっ子の輪が広がりました。
古田土さんや三響の久蔵会長もそうでしたがパイオニアってみんな子供の目の光を保ち続けてるんですよね。
『フルート持って裏の空き地に集合な!』というワクワク感を世代を超えて実現できているなんて、最高の遊びですね、音楽は。
新曲作るんですって。
どんなのかな~
どんなのかな~