連日のように報道される被災地の現状を目にする度に震災の爪あとの凄さを実感します。

漁業組合はもはや壊滅的、海産物大好きッ子の私は「こんな事なら三陸に早く旅行にいってあのでっかいカキを食べときゃよかった」と悔いるばかりです。

でももっと辛いのは、
三陸の美味しいカキを食べさせて皆の笑顔を見るのがが何よりの喜びだったのに、
もうその幸せな時間を過ごす事が出来なくなってしまった料理屋の主人や魚屋さん達。

ある日突然耳が聞こえなくなったり、指が動かなくなったり
「もう、僕は音楽で皆を喜ばせる事が出来ないんだ」
という状態にもしなったら と考えると、僕はただ絶望しかありません。

しかしTVに移る被災地の皆様の力強い姿勢。絶対に復興するんだ、前を向くんだという気迫。
日本人として誇らしく思います。

ただ現地の方の「頑張ります!」という力強い叫びは、

「頑張ってあの日の生活を取り戻したいんです!だから、助けてください!」
という悲痛な叫びのようにも感じられました。

実際、現地の方たちの力では殆んどどうにもならないでしょう。
日本人は災害でも心が折れない、と海外メディアが騒ぎ立てているようですが、人間はそんなに強くありません。かなりギリギリの所で我慢されてると思います。

早く、一日でも早くベストな対応をして欲しいと日本のお偉方に願うのみです。
自分は小さくとも、被災地の1人でも助けられればという気持ちで個人的に頑張ります。


加えてご報告ですが、今回マグナムトリオ公演で募金箱を設置させていただきました。
多数のお客様にご協力頂き、計18882円の義援金が集まりました。
これに今回のマグナムトリオ公演の売り上げの一部をプラスして日本赤十字社に寄付いたします。
ご協力してくださった皆様、本当にどうも有り難うございました。
$マグナムトリオ公式ブログ


津波は最初は小さい波だったはずです。一斉に小さい波が起こったからそれがエネルギーを持って津波になり、全てを破壊した。

今度は日本国内から思いやりの津波を起こす時です。小さな波さえ起こせば、それはきっと大きくなって悲しみも全部キレイに飲み込んでいってくれるでしょう。


大きいカキ、食べたいな。
という事で募金しに行ってきます。
¥走る人DASH!


(多久)