本日はオペラシティにて現代音楽のコンサート。
僕とそんなに年の変わらない若手作曲家の皆様がこの日の為に精魂こめて書き下ろした新曲を演奏しました。作曲の苦しみを重々知っていますから、アーテキュレーションひとつたりとも落とせません。
完璧な演奏をする、と同じく、確実にお客様を楽しませる、が演奏家の義務です。
いい野菜、肉、魚を作るのが作曲家なら
どんな素材でもおいしい料理に味付けするのが演奏家。
いい素材(作品)はそのまま変な事しないで出せばいいのですが、ダメな素材は味付けで何とかする!!!みたいな事をしてお客様に満足して帰っていただく事もしばしばです。
でも、新しい芸術が産まれる瞬間に立ち会えるのはこの仕事をしていて一番最高な事です。
今日の共演者は先月ドビュッシーのトリオで一緒だったヴァイオリンの辺見さんとピアノの大須賀かおりさん。
気心知れたメンバーなので安心して楽しく演奏できました。
辺見さんの動画を見つけちゃったのでアップ。
森田泰之進:へんたいどーぶつ
チェロはマグナムトリオ第二回公演のゲストで多久の大学の同級生、多井智紀さん。
「辺見」と「多井」で「ヘンタイデュオ」というチームを組んでいます。
楽しそうです。
(多久)