昨日は銀座はYAMAHAにてピアノのコンサートのゲスト演奏。
とあるピアニストに頼まれて演奏する事になっていたのですが、1曲を除いて全て即興。

・既存のピアノのクラシックレパートリーに即興でオブリガードや飾りをつけるパフォーマンス。
・ジャズアドリブ。
・得意の特殊奏法超絶即興。

どれが大変ってもちろん一番上。昔からやってるパフォーマンスですがモーツァルトやバッハに1声追加する作業は完成した美しいケーキの上からまたクリーム塗るような作業。「良く」するにはかなりの苦労を伴います。
昨日はサティみたいな曲だったので簡単でした。

多久は完璧な右脳系人間なので楽譜には「中華クルクル」「全音音階ロレロレ」「ドリアピョンコピョンコ」などと、謎の書き込みがあるだけで本番は適当に行きました。
自分でもどうやってるのか分からないので技術を盗まれる心配がありません。

ちなみにマグナムの譜面も「パチン」「スポン」「ギャース」など、謎の擬音だらけです。

$マグナムトリオ公式ブログ
昨日のもう1人のゲスト演奏の先生。ピアニストの金子一朗さん。
早稲田理工学部卒でプロの人気ピアニストでありながら早稲田中高の数学の先生という異色の方。
左脳と右脳が両方生きてる良い見本ですね。

あたしゃ数学が嫌いで嫌いで…
高校は数学が無いところにいきましたし、「人文系」というコースを選択したためほぼ毎日国語ばかりやってましたから…(月曜日は1限から6限まで本当に全部国語だった)
口は達者ですが左脳は多分コケが生えてます。

でも面白い音楽家って大概、他の人の演奏から「良い演奏」のヒントを得てないんですよね。
音楽からヒントを得るとその音楽の「コピー」になりますが、
音楽以外の自分の得意な何かからヒントを得ているとオリジナリティーが色濃く出ることになります。

しかし、数学が音楽に役立つとは…
そのことを中学生の時に知っていたらもっとやったのに…

得意げいや・・・やっぱりやらなかったな・・・


(多久)