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8月8日は龍の日とも言われています。

または、宇宙からのエネルギーが降り注ぐライオンズゲートが最大に開く日とも言われています。

今年の8/8は大安でもありました。

そんな日に、東京のバワ-スポットの内に数えられ皇居に行ってみました。


こう書くとわざわざこの日をねらって行ったようですが、8日にシフト制のお休みが入ったので、三の丸尚蔵館に大好きな伊藤若冲の絵を見たくて現在開催中の「生き物賞玩」の展覧会を見に出かけたのが実情です。

若冲は「鶏」の絵で有名ですが、国宝の「動植綵絵」の中の地辺群虫図が現在、三の丸尚蔵館にて展示されています。
アリやムカデなどおよそ日本画の画材にあがってこないだろう虫達が、図鑑のように細密に描かれて素敵でした。
三の丸尚蔵館は日時予約制なので、すいている時間にゆっくり絵を鑑賞したかったので、朝一番の時間を予約しました。

皇居は天皇陛下のご即位の時に、大嘗宮を見にいったのが初めてでしたが、その時は大嘗宮が設置された芝生広場を大嘗宮を見ながら通り抜けただけでしたので、ゆっくり見たことがありませんでした。

折角の機会ですので、二の丸の庭園や天守台などを散策してみました。


先ずは、二の丸庭園、ビルが見えなければ東京の真ん中にいることを忘れるような景色です。
自然を生かすように程よく整備された素敵な空間が広がっていました。
こちらの池には井戸から湧いた水が流れこんでいました。明治神宮の清正の井戸のような井戸が皇居にもありました。

井戸の中から、お水がこんこんと湧いていました。そしてこのお水は庭園の池にながれていきます。水が流れ込んださきには、菖蒲田があり、とてもキレイに管理されていました。菖蒲の季節にはとても素敵なことでしょう。

今の季節、池にはコウホネやアサザなど、水草達が花を咲かせていました。
皇居の池なので、高そうな錦鯉でもいそうに思いましたが、泳いでいたのは、黄色と白色の鯉でした。龍の日だけに、金龍と銀龍…。なんて勝手に妄想してニンマリしてしまいました。
鯉の種類はわかりませんが、こちらの鯉はとってもヒレがヒラヒラして長いような気がします。
池の奥には、登竜門ならぬ滝も作られていました。
井戸からの水流もそうですが、水と自然の緑にあふれた。もちどおり、パワースポットであるなぁ…。と感じました。
世が世なら、将軍様のお庭で、庶民には程遠い場所であった事でしょう。今の平和な世に、誰もが訪れて拝見して、体感できるのは有難い事でもありますね。照れ

素敵な二の丸庭園を堪能したあとは、天守台に登ってみました。
それにしても、インバウンドと言うのか外国人の方の多いこと。ほとんどが外国の方でした。
こんな夏の暑い盛りに皇居に来ようなんて、私のような物好きオバサンしかいないのかもしれませんね。
天守台からの360度の眺めはすばらしく、
ここに天守閣が残っていたら、江戸中が見渡せた事でしょう。
江戸城は天海僧正によって風水的に考えられているそうですから、江戸城のあったこの場所自体が風水的にも龍脈とかパワーのある場所のはずですし、天守台のある場所は城の要でもっともパワーのある場所なのではないかしら…。先ほどの井戸は龍脈上のパワーが涌き出ている所かもしれません。
そんな事を考えながら、大名気分で天守台の空や景色を眺めて、パワーチャージしました。
天守台の空は、不思議な光に溢れていました。
天守台からの一枚は、巨大な龍が寝そべっているような、幸せな龍の日、8月8日になりました。