お立ち寄りくださいまして、ありがとうごさいます。


4月に入りましたが、野暮用や雨で、せっかく東京でも開花宣言がでたのに、桜桜を愛でる機会を失っています。


先日は秩父の今宮神社様の「龍神祭」に参列させていただきました。


秩父今宮神社の「龍神祭」は秩父神社とも連携、秩父地方に春をお迎えするお祭りの一環なのだそう。


私は龍神様のご縁でこのお祭りを知り、昨年参列させていただきました。今年は、お休み(希望休)が入らず、諦めていましたが、龍神様のお計らいかお祭りの日にお休みが振り当てられましたので参加する事ができました。

前回は夫と車で行きましたが、運転に自信のない私は電車で秩父に行く事にしました。


水星が4/2から逆行しているので、余裕を持ってと思っていたのに、家にPASMOを忘れるガーン…と言う失態をし、乗るはずの電車に乗れず、時間に到着しそうにありませんでした泣き笑い。なので、所沢から特急券を買いラビューに乗ることにしました。


西武線の電車に乗り慣れない私は、特急券をどこで買えるのかも分からず、西武所沢駅のインフォメーションに駆け込み特急券を手に入れました。

いざ乗って見ると、ラビューは近未来的な車両で窓も広いしシートもふかふかで、私の乗った列車はムーミンの装飾あり、全席指定でとても快適でした。☺️これに味をしめ、帰りもラビューに乗ろうと思いました。

出だしからつまずきましたが、ラビューのお陰で、少しの遅れで今宮神社に到着しました。

今宮神社に着くと、ここでも龍神様のお計らいか、龍神様のご縁でこの「龍神祭」を教えていただいた方が、早く到着し私が此方に向かっている事を知って最前列の席をとっていて下さいました。本当に龍神様に感謝です。

此方に着くと不思議な事に青空が見えていました。「龍神祭」にはとても感動いたしました。
最初にうかがった時もそうですが、此方には龍神様が確かにいらっしゃる気配が半端ないです。

お祭りが始まると、青空に龍雲のような雲がわいてきたり、特に感動したのが、昨年も奉納歌唱された 柚楽弥衣さんの歌唱の時に、柚楽さんが歌い始めると、御神木の梢の先が、細かく震え初めました。パラパラ…。ふるふる…。歌の波動なのか…龍神様がお喜びになっているように私には感じられました。
最前列で拝見させていただいたので、よく見えたのです。柚楽さんの歌は、魂を揺さぶられるような歌声で、目の前の不思議な光景に、ただただ感動するばかりで、映像に残すことも忘れて見いってしまいました。

「龍神祭」終わると直会で御神酒やお弁当がいただけます。テントの席は大分埋まっており、空いた席を、探していると白い装束の方達が「こちら空いてますよ。」と声をかけてくださいました。
修験道の修行をなさっている方達のようです。
思いきってお声をかけて見ると、昨年こちらにうかがった時に知ってブログを拝見させていただいている、「秩父曼陀羅小屋」の方達でした。
ブログを拝見させていただいている事をお話し
ご挨拶をしました。楽しいお昼と、なりました。

そして、この日はもうひとかた、ハンドパンとディジュリドゥ奏者の安慶ageさんの奉納演奏があり奉納歌唱の柚楽さんとのコラボがありました。
再び、柚楽さんの歌声が聞けて幸せな時間でした。初めて聞く安慶ageさんのハンドパンとディジュリドゥという楽器は不思議な音色でした。
私の目を釘付けにしたのは安慶さんのディジュリドゥについていた精麻の龍神様!とっても素敵です。


お昼をいただいた後は秩父神社にうかがいました。秩父神社の社殿には、とっても素敵な龍の彫刻があます目がハート。「繋ぎの龍」🐲といわれる、こちらの彫刻は、名工と言われる左甚五郎作で、あまりにリアルで夜な夜な抜けだして悪さをしたので鎖に繋がれています。
秩父神社の社殿の彫刻でもう一つ、🐦️鳥好きの私にはたまらないのは、こちらの梟🦉の彫刻です。梟🦉が振り返って見ているのは、北斗七星だそうです。お耳が立っているように見えるので、ミミズク…?うーんとも思いますが、いずれにしてもユーモラスな感じでかわいい梟🦉さんです。秩父神社の氏子さんのお祭りの半纏の背中はこの梟🦉の絵が描かれています。

秩父神社から今宮神社へ神様の依り代となる水麻を持って、お水乞いの御神幸です。
今宮神社では「水乞い」にこられた秩父神社に龍神池のご神水を授与する「水分神事」が行われ、今宮神社から水神の御恵みを「水幣」として授かって再び秩父神社に御神幸行列を組みお戻りになるそうです。

秩父神社の鳥居の前には、「藁の龍神」飾られています。御神幸行列が戻ると、こちらの「藁の龍神」に今宮神社からいただいた「水幣」をお供えし、「御田植神事」が行われます。
こちらの「藁の龍神」は有名な秩父の夜祭りの時に大真榊を立てる榊樽に巻き付けられて、神輿、傘鉾、屋台の行列と共にお旅所に奉納されるそう
です。
近くでで見ると、お酒のキャップが目に使われていてかわいい龍神様で、藁をギザギザにきって編みこんだ鬣がとってもチャーミングです。
こちらの一連の御神事は、武甲山に鎮まる山の神が春に里に下って人々に豊穣を与え、冬にはまたお山に帰るという祭祀形態を伝えているのだそうです。

秩父では山の神、水の恵みをもたらす水の守り神として龍神様が大事にされているのですね。自然を敬い、感謝し、お祀りし続けている秩父の人々はとても素晴らしいと思いました。


私も、自然を敬い、自然に寄り添い、自然のリズムにあわせて生活し生きて行けたら良いなぁ…と思いました。昔の人々は自然と行ってきた事なのですよね。秩父の春祭りを見ていて思いました。