『闇に咲く花』 | Magnoliart's Blog

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大学生母の記録

昨日は久しぶりに観劇

こまつ座『闇に咲く花』でした

15分の休憩を含む3時間超の
長い舞台でしたが、全体的に
とても好きなトーン、抑揚

重いテーマでありながら
日常的な小さな笑いを交え、
暗すぎも明るすぎもない声で
大切なことを囁き続ける

抑えた演出が大変好みだった


役者陣も皆さん素晴らしく、
約3時間ずっと、プロの技量と
心意気に酔いしれました

名作『木の上の軍隊』で
上官と部下だった山西惇さんと
松下洸平さんは本作では親子

山西さんは、人間の悲哀
滑稽さ、情けなさを感じた
上官ではなく、清濁併せ呑む
愛情深い神主でいらした

十数年応援し続けている
枝元萌嬢の存在感如実

彼女が出て話す場面だけ
さっと空気が変わります

単に面白いだけではない

彼女の周囲からはいつも
「情」のような感じられて
とても惹かれるのです

演奏(ギター)の
水村直也さんの佇まいと、
役と交錯する瞬間も
とてもよかった


そしてタイトルの意味

花の意味、花の存在とは


終演後はカーテンコールと
スタンディングオベーション
万来の拍手に会場が包まれ
いい作品との出会いと平和と
健康に改めて感謝した次第


公演は9月まで続きます

8月30日まで東京
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

9月2・3日 愛知
東海市芸術劇場 大ホール

6~10日 大阪府
新歌舞伎座

12・13日 福岡
キャナルシティ劇場


千穐楽までのご無事を、
反戦の祈りと共に

ありがとうございました