高見順さんの 『われは草なり』 という詩が
時折心に浮かびます。
われは草なり 伸びんとす
伸びられるとき 伸びんとす
伸びられぬ日は 伸びぬなり
伸びられる日は 伸びるなり
われは草なり 緑なり
全身すべて 緑なり
毎年かはらず 緑なり
緑のおのれに あきぬなり
われは草なり 緑なり
緑の深きを 願ふなり
ああ 生きる日の 美しき
ああ 生きる日の 楽しさよ
われは草なり 生きんとす
草のいのちを 生きんとす
この詩を初めて知った時は
自分の雑草魂とマイペースぶりがリンクして
なんだか背中を後押ししてくれているようで嬉しかったのですが、
この詩が心に浮かぶ人は、実は結構多いのではと思っています。
それはこの詩が、
ありのままの自分を認めて、
誰かと比べることなく自分の命を生きることを
自分への愛と誇りと信頼と共に、
まっすぐに伝えてくれているからかもしれません。
先日息子の発達障害の検査に行ってきました。
最近いろんな 『枠』 が目について、不自由で息苦しくて、
結果「なんでもいいじゃん」というところに
いきついていたりして(^▽^;)
ただ草の命を生きることと、緑の深きを願います。