コンパクトロッドのフェルール強度 |  MagnumCraft CustomRodBranks  カスタムロッド&ブランクス&パーツ  

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コンパクトロッドの作成に関して一番の問題点は1#と2#を繋ぐフェルールの強度不足をどの様に解決するかです。ライトで2#以降がよく曲がるブランクではそれほど問題ではないのですがベリーからバットがしっかりしたブランクではフェルールの強度不足が問題と成ります。
ガイドの配置もフェルールの入る部分にガイドを持ってくる事でベンディングを損なわない様に成ります。

 
上はRX5937を4ピース化トップから56cmでカットしたのですがソリッドのカーボンでも下の4P6247と比べると僅かに細いのですが昨年のAmazonでPE60lb,リーダーナイロン60lbでデカイのを掛けてストロングファイトをしてフェルール部分が破断、確かに無理が有る使い方ですが何処が弱いかを知るためのテストです。
4ピースなどのコンパクトロッドは1#2#を繋ぐフェルールが強度を確保できるように太めに設計されています。1ピースのブランクは其の必要が無いので細く作られているのでフェルールの強度が問題と成りますがライトなブランクではさほど強度を上げる必要が無い場合もあります。
4P6247は4ピースであることを忘れるほどの出来栄えです。
@このフェルールが細いという弱点を補うにはフェルールが入る部分をテーパー状に研磨してフェルールが剥き出しの部分を太いものが使えるようにする。
また1#側に接着して2#側に差し込むようにする事も有りだと思います。
 
もう一つはフェルールを2重にして芯の部分にソリッドの差し込み部分の素材を芯に入れる。
この部分の素材は強度が有りますが曲がりにくいのでフェルールの隙間の間隔が1cmとするとせいぜい3cm位を間違いない位置に内部補強すると良いと思います。