インプレです。
よろしくお願いします。
今回、壱岐島爆釣最前線、盃のメンバーに為のオリジナル、アジングロッドを組みました。
今年3月、インプレを書きましたが、壱岐にて仮組のロッドを3本持って行き、その中で盃のメンバーを魅了したのが、RX5933アンサンドブランク!によるメガ鯵、ギガ鯵を狙った、ジグ単での釣りに特化したロッド!!
高感度、リグの飛距離、そしてメガ鯵に主導権を与えない強靭なブランク...
そのブランクに魅了された、盃のN氏から盃オリジナルのロッドを!という依頼を受けました。
あくまで趣味のロッドビルド、人様のロッドを組むことは恐れ多いのですが、自分のロッドで壱岐のメンバーが喜ぶなら!と思い、材料費だけ頂くということでお受け致しました。
今回全面的な信頼を頂き、「思うように組んで下さい」との事でした。
何本組みますか?と聞くと「9本お願いします!」との事!9本同時進行は初めてです。
何度もご一緒し、氏の釣り方、釣りに対する捉え方を理解はしていましたが、責任重大です。しかも、壱岐で徹底的に釣り込んでいる彼ら盃のメンバーを納得させるロッドとなると...大変です!
色々ありましたが、頑張りました!自分+メンバーの分10本組みました!
自作ロッドドライヤー6機追加、7機体制でコーティング作業の時間を大幅に短縮!
個人のリクエストに答えたコスメ!
ロッドは壱岐ー天照と銘打ち
白筆記体で、ロッドのスペックを入れた
メンバーのリクエストをN氏に取りまとめて頂いた!感謝!
セパレート部にはチーム名、各人の名前を銘打つ!裏には製作者名を
バットガイド付近はシリアルNOをガイド、ブランクの仕様をネーム入れ、スレッドも各人のリクエストに答えた
ロッドの右面にはロッド品番
IKI-S61T TGM Hunting Shaftをブロック体 (壱岐ー盃6.1ft チタン、TGMはテラ、ギガ、メガの略)
Special Use for Tera, Giga and Mega Azi-Hunting in Iki Island
を筆記体で
エンドにはチームエンブレムを!
プレートにアワビシートを貼りデカールで銘打ちポッティング!
4月下旬、日本海側でのテスト釣果!2日間で120本以上の釣果
これは初日の釣果、70本程、尺上は数本、ショートチタンの効果を十分検証出来た。
メンバーの喜ぶ顔が見たく、6月上旬、急遽、壱岐へ完成したロッドを持って行きました!急な訪問に付き合ってくれた盃メンバーに感謝!壱岐での鱗付けの釣果、壱岐で最も釣り難いシーズンにもかかわらず、結果を出す盃メンバー!尺メバル、尺上をサクッと出す。流石、壱岐島爆釣最前線、盃!
恐るべし!!
今回の鱗付け釣行で、「今の壱岐でこれ以上のロッドはない」と喜んで頂いた事で制作の苦労が報われました!
これ迄、盃のメンバーと釣行する中で、壱岐というフィールドへの理解が深まり、より明確なコンセプトでロッドを組むことが出来ました。
3月の仮組のロッドをさらに深化させ、サバロチタンから、オリジナルテーパーのショートチタンに、ガイドセッティングも要望に答え、PEの使用に対応したガイドを組んだ。
結果、更に振り抜けが良くなり、飛距離も向上。
キャストフィールは盃メンバー曰く「超気持ち良い!」
重めのリグの操作性、軽量リグの操作感度、微テンションの維持し易さという相反する特性も高次元に両立させる事に成功。また、ショートチタン化した事が張りのあるブランクとの相乗効果で、反響感度は更に向上、ショートチタン+RX5933の組み合わせは凄い!
2013年以降、自作ロッドのみで釣行するようになりました。昨年、一昨年とチタンティップロッド、カーボンソリッドのロッドを種々作成し、チタン、カーボンソリッドの種類、長さ、ブランク種類と様々な組み合わせで、どのようなロッドになるか、検証を重ねて来ました。検証には数が必要なので、2014年は3000本以上、2015年は2000本以上と鯵を釣り込ん出来ました。今はロッドを組む前からブランク、パーツの組み合わせで、大体のイメージは持てます!
今回のロッド、今迄のロッドビルドを通しての気付き、工夫を盛り込んだ、集大成となりました。
昨年から、海外出張が増え、年間2、3か月は海外なので、釣行回数は減ってます。ロッドビルドが一回の釣行をより濃密な夜!に変えてくれますね。
頼りになるブランクありがとうございます!