ロッドビルディングのインプレ |  MagnumCraft CustomRodBranks  カスタムロッド&ブランクス&パーツ  

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台湾でフィッシングガイドをしながら高性能フィッシングロッドブランクスの開発、製作をしています。国内の一流メーカーより以上に高性能なブランクスを販売、パーツも格安で販売しております。
お問合わせは:teru@msn.comまでメールでお願い致します。

 

 

先日予告したロッドビルディングのインプレを記載します。

 


現在、マグナムクラフトのブランクスで
アジング~エギングまで、24本製作しました。
必要なブランクスは、ショアジギングを含め
最低限であと14本です。
頑張ります。
ところで、最近、マグナムクラフトのブログを拝見していて
『質問を頂きました』の内容が日に日に酷くなっているな~と感じ
心中、お察し致します。
そこで、僕の個人的な見解と
インプレを送りますので
役に立つなら掲載してください。
【エギングロッドに関して】
8328や8628や9028、9030でどれがいいのか?
というような質問が多いようですね。
それに対し
「シーバス系のブランクスでは2.5号でいっぱいだという人も居る」
と答えられているようですが、
僕に言わせればそんなもん『当たり前』です!
Tip径1.4mmのブランクスで、
ベリーに荷重がかかるように激しいシャクリをするなら
2.5号が限界です。
バットのパワーでシャクルなら
3.5号でもいけるでしょう。
そんなことは、他社のエギングロッドのティップディアが何mmなのか見ればわかるハズ。
不勉強にもほどがあり、Teruさん大変ですね・・・。
僕のシャクリ方は、どちらかというと
ベリーに荷重がかかるようです。
でも、3.5号~4号用に9028を使用しています。
簡単なことです。
ティップ側を自分の好みに応じてカットすればいいだけの話。
そんなもん、買ってから対応すればいいのでは?
このロッドは、単に「ティップ側」と「バット側」を
数センチずつ詰めただけなので写真は載せませんが
現在、9028は「8835?」みたいな感じのエギングロッドになっています。
因みに、使用感最高です。
また、嫁用に8628を「71133?」みたいな感じに仕上げようと画策中です。
 
【アジング・キャロロッド】
僕がずいぶん悩んだロッドですが、結論が出ました。
 


↑ ↑ ↑
これは、逆並継ぎの8025をスピゴット化したものです。
1#のバット側をカットし、フェルールを自作。
径1.5mmのチタンを13.7cm装着しています。

↑ ↑ ↑
チタンは先端から1.7cmカットしており、重いものを投げられる仕様です。
15.5cmを接着してから4回に分けて、少しずつ詰めていきました。
 


ガイドは6回組み直し、半年かけてコレになりました。
 
 


↑ ↑ ↑
スピゴット化しましたが、15gのキャロが問題なくぶっ飛んで行きます。

 

 

チタンを使っている影響で20gだとちょっとティップが負けます。


 


また、75cmのシーバスにも耐えますし
チヌ用にも、太刀魚ワインドにも使っています。
ただ、8025では、チタンを含めてもレングスが7.7ftしかないため
8325で7.10ftを作ろうかと考えています。
近々注文するので
このメールを掲載するなら
注文するまで待って下さい(笑)。

【当たり前ですが・・・】
完璧に自分の好みに合うブランクスなんて、まずありません。
どれだけマグナムクラフトのブランクスが素晴らしくても
北海道の方と、沖縄の方では
魚種もリグも違うので、必要なブランクスも違ってくるし、
同じ釣り場で、同じ魚種を狙う隣り合う人でも
身長差や、リーチの差、筋力の差で
必要なブランクスは違ってきます。
因みに、パーミングする手の角度だけでも
必要なブランクスは違います。
つまり、買ったブランクスを自分の好みに『合わせていく』のが
ロッドビルディングでは『当たり前』だと思います。
もしも、自分に完璧にマッチしたロッドを買いたいのなら
マンドレルから作るしかないと思うのですが・・・。
そんなことも分からない人が多いようで
心中お察しいたします。
僕は、自分の想像と違うロッドが届いた時の方が楽しいです。
「さぁ、どうしてやろうか!?」
と悩む時間がそもそも楽しいので・・・。
釣りに行く前にタックルボックスを眺め
準備をしている時が一番楽しいように
ロッドビルディングも前段階を「想像して楽しむ」ことだと思います。
いろいろ大変そうですが
これからも良いブランクスを作り続けてください。