お世話になります。昨年末にアカメLIMITED1030を購入させて頂いたOです。
9040以来、二本目のマグナム製のブランクとなります。最も9040のブランクは組んでいない在庫が二本ありますが・・・・。
ロッドは完成してもなかなか釣りに行けず、本日ようやくインプレでも恥ずかしくないサイズを釣り上げたので報告させて頂きます。
前回ブランク単体ではシャキッとしつつもしなやか、と申し上げましたがこのサイズの魚を掛けて率直に感じたことは”素直な竿”ということです。
まず曲がり方に淀みがなく、負荷に応じてティップ～ミドル～バットと滑らかにスッと入っていきますね。実はこのシーバス、メタルバイブ２６ｇをほぼフルキャストした先で掛かってきたのですが最初から最後までバラすかもしれない、という不安は６０ｍ近くもやり取りした中でも殆どありませんでした。
岸際まで寄せてくるとさすがに往生際の悪さが出てきて途中で何度も突っ込まれ、エラ洗いを見せましがその度にロッド全体がショックアブソーバーのように衝撃を吸収してくれるのが見て取れました。
一言でいえば出来の良いサスペンションです。
このように魚の動きに対してはしつこい程に追従してくれるのですが、でも非力ではありません。ランカ-のレンギョのスレも掛けましたが、しっかりと寄せてくれました。
もっともＰＥ１．２号だったのでラインブレイクするかと思ったのですが、パワフル＆しなやかブランクのおかげで何とかランディング？しました。
さてキャストフィールは皆様のインプレ同様に文句なしです。飛びます。２４ｇのミノーだろうが２６ｇのメタルバイブだろうが当たり前ですが飛びます。
けど、９センチの軽量ミノーもそれなりに飛ばしてくれます。ブランクの曲がり方に淀みがないので力んだキャストよりも肩の力を抜いたリラックスしたキャストで十分な飛距離を出せてしまうので”疲れにくい”と感じました。
もちろんフルキャストには及びませんが、実釣では十分すぎる射程距離は出せます。
もちろんルアーの重量によりますが。
感覚的に言えば"投げる”よりも”竿に投げさせる”と申し上げたらよろしいかと思います。
また単に投げる、獲るだけではなく中重量級ルアーはもちろんですが9センチミノーやシンペンの動きにもしっかりとティップは追従してくれているのがわかります。
今まで色々なシーバスロッドを使いましたが、よくあるティップが極端に柔らかい竿ではないのですがいざ使ってみるとそのような竿に慣れていた自分でも全く違和感なく使えます。
その理由はやはり基本に忠実で素直な特性を持つブランクだからかな、と思いますね。
フェルザスレガーロ96みたいな竿に慣れた人が使うと自分と同じような感想を持つかな、と思います。
ただ誤解なきように申し上げますがレガーロ96よりはパワフルですがしなやかさはほぼ同じ？
キャストフィールははるかに上です。
もし再び何かの竿が欲しくなったら、またマグナムクラフトを選ぶと思います。
以上、インプレでした。