壱岐釣行より戻りました。
この5日間みっちり釣り込みました。
拙いインプレですが。
今回、マグナムクラフト社の5917でチタンティップを継いだ5.7ft アジングロッドを作成、壱岐での釣行に使用して来ました。仮組みの段階で42.5g、市販のロッドと比べかなり軽量に作ることが出来ました。バランスもリールフットから4cm以内に重心が収まりました。
最終で43g程になる予定です。
今回の釣行で恐らく鯵4、500本釣りました。残念ながらサイズは37cmどまりでしたが、多くの尺上を釣ることが出来ました。その7割ほどを5917ブランクのアジングロッドで釣りました。
キャスト性能
使用中感じたのはキャストフィールの良さ。
軽量リグもストレス無くキャスト出来ます。
チタンティップの重量により、ブランク自体の強さが引き出されているようです。
日本で発売されているアジング、メバリング用ブランクではベリーがチタンティップの重量に負けてしまい、キャストがし難くなりましが、5917ブランクはチタンティップとの相性非常に良いようです。
フッキング性能
チタンティップを搭載するとその重量からか、ベリーが弱いブランクだと重さに負けてしまい、合わせが遅れてしまいます。
フッキングにおいてベリーは非常に重要なのですが、5917ブランクではそのような"合わせ遅れ"は無く、合わせはしっかり決まりました。
やりとり性能
多くの魚とのやりとりで気づいたのが、ブランクが良く曲がるということ 。これは弱いと言う意味ではなく、強さを含んだ柔軟性を持っている意味。
鯵も青物の端くれ、そのダッシュ力は相当凄いのですが、その走りをブランクが粘りの効いた曲がりで徐々に弱らせ、しっかり仕事をする印象です。
アジングは釣りの繊細さからモノフィラメント0.2号からの糸を使うのですが、反響系アタリを捉える事を主眼においた、張りの強い、所謂パッツン系のロッドが多いのです。そのようなロッドだとロッドは魚とのやりとりでほとんど"仕事"をしません。ドラグをユルユルにしないと直ぐラインブレイクします。5917ブランクは"曲がる"事からブランクが粘りを発揮、ドラグをユルユルにしなくても魚の突進力を徐々に弱らせるという"仕事"をしてくれます。
又、豆アジとのやりとりも"曲がる"事から楽しめるブランクだと言えるでしょう。
感度はチタンティップが伝えてくれた信号を伝えます。
5917ブランク、チタンティップとの相性相当良いです。
上記インプレになります。
追記
尺クラスなら全く抜き上げに不安がありません。
このような繊細なロッドでこの強さは異質です!
凄いですね!
後記
様々なロッドを触る事が出来ますが、貴社のブランクは中毒性があります。良い意味で。
実は他社のブランクでもチタンティップのアジングロッドを組んだのですが、満足出来ませんでした。
チタンティップはカーボン素材のティップに比べ重くなり、どうしてもキャストがし難いことと、ティップからベリーに掛けてのテーパーが歪になる事、ブランクの粘りと言うか強さが足りないのです。
偶然ググると貴社のブランクに遭遇、5917に興味を持ちました。又釣行で5917で組まれていた海猿さんのロッドを振らせていただき、購入を即決しました。
青木様のアマゾンからの帰国でお疲れの残る所、迅速な対応のおかげで、壱岐釣行前にブランクを入手、急遽ロッドを組んだ次第です。
今回の釣行がより楽しい物になりました。
ありがとうございました。