ショアービッグゲームLimited10180のテストリポート |  MagnumCraft CustomRodBranks  カスタムロッド&ブランクス&パーツ  

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台湾でフィッシングガイドをしながら高性能フィッシングロッドブランクスの開発、製作をしています。国内の一流メーカーより以上に高性能なブランクスを販売、パーツも格安で販売しております。
お問合わせは:teru@msn.comまでメールでお願い致します。

ショアービッグケームLimited10180の開発には

Uさんにテストをお願いして開発を始めましたが

セカンドプロトにして何とか方向が見えて来ました。

その後サードプロトにて製作販売を開始しましたが

テストレポートがテストレポートが中途半端とのご指摘も頂きましたが

テストを御願いしたUさんのご尊父の闘病などの事情が有って

テストレポートが中断しておりましたが今年の最新のレポートが届きましたので

掲載させて頂きます。

Uさんにはご尊父のご逝去を乗り越えてレポートを

頂いたことに感謝致しますm(_ _)m



ショアービッグケームの当初からのレポート


ショアーGTのテスターの募集

http://ameblo.jp/magnamcraft/entry-11037555173.html

ファーストプロトショアーGTテストリポート

http://ameblo.jp/magnamcraft/entry-11052411484.html

セカンドプロトのテストリポート

http://ameblo.jp/magnamcraft/entry-11079154445.html



さて、竿のテストですが6月1日から2週間、トカラ列島諏訪之瀬島へ行き良き結果出ましたのでご報告させて頂きます。

釣果としては
GTの 32kg 40kg 20kg台

イソマグロが77kg(以下番犬と記載)

最後にまたGT 43kg

全て堤防からの結果です。

タックルは
ロッド  MagnumCraft ショアビッグゲームリミテッド10180プロト
リール  ソルティガ Z6000
ライン  ウルトラダイニーマ8号 200m 
リーダー DUEL 剛力ソフトフロロ50号
ルアー  梅雨ブギィ D7~10
フック カルティバ ST66 5/0 4/0(バーブレス)
スプリットリング カーペンター強化タイプ250LB
最後のGT43kgは番犬対策に変更してた ライン ウルトラダイニーマ10号、リーダー DUEL 剛力ソフトフロロ60号です。


13年間、いつかは自分の体重(67kg)を越える魚をやっつけたいと
この釣り場に通い続け、やっと目標の魚を捕る事ができました。
釣った後にいろいろと何度もふり返って考えてみましたが
このロッドで無ければ、捕れていた自信ありません。
高弾性でありながらも、トルクフルな特性に助けられました。

ロッドのインプレですが、製品版なら飛距離は申し分ないです。
高弾性ロッドのパンッとしたキャストフィールで振り抜けます。
振ったら振っただけ伸びる印象です。
ルアー単体の重さで120~140がベストな感じでしょうか

周りにはMC リップル ゼナックが居ましたが同等かそれ以上の飛距離が出てました。
ちなみに使用スプールはZ6000に8号200mで、仮に6000GTスプールを使っていたらもっと飛ぶはずで...
さらに使用ブランクは製品版より飛ばないセカンドプロトなので、製品版ならあと+10mは...

ファイトですが、非常に楽です。
魚の引きに対して、変に突っ張る事も無く、ですが曲がり過ぎる事無く、
最後の43kgには対しては、ポンピング時にワザと仰け反り逆「し」の字に曲げてみたりしましたが
かなり余裕に魚を寄せてきます。

ロッドビルディング カスタムロッド ブランク  CustomRod & FishingGuide   MagnumCraft

最後の真下近辺のリフトですが、ここでもバッドに乗せて太ももで上げればグイグイと上がりますし、
疲れてティップ~ベリーで引っ掛ける感じで竿を立て気味にしてても不安なくリフト出来ます。
竿を立てた状態で、ドラグ12KGでファイトしててもパワーがあり安心感があります。
魚に辛く、人間に楽にって感じです。

最初このロッドのテストを受けた時、どの辺を落としどころにするか悩みました。
上級者のしかも体力筋力を非常に要求するロッドは市販されてます。
初心者や体力に自信の無い人向けのロッドも市販されてます。

そこで、体力筋力は普通な(自分みたいな)人が楽に投げ、安心してデカイのとファイト出来る竿を目指して
作りましたが、正解だったと思います。
初心者の人は最初ちょっと固いかなあと感じるかも知れませんが、練習で慣れると思います
また慣れる位実際の釣行前に投げ込んでファイト練習してないと、現場では痛い目にあってる初心者の方を良く見かけます。

このブランクは何処かに結んで曲げただけでは判らない性能があります。
曲げの限界かなと思った先にある、カーボンがニュルニュルって伸びる感覚は味わえますが。(ここまで曲げきらない人も居ます)
投げて魚掛けた時にその性能が判るはずです。

ここから先は、ちょっと余談ですので、良ければ読んで下さい。
島の釣具店「Island Hoppers」のブログを読んでこちらに来た方もいらっしゃるかと思います。
あの日記で当方の釣り方を綱引きファイトと面白く書いてますが、ちょっと真面目に補足します。

自分は堤防ではどんなサイズが来るか判らないのと
リーフに向かって投げる為
当たりがあれば常に右足を一歩引き腰を落とし
竿は倒しますが、右斜め横に寝かした状態で決して竿を殺さずベリー位まで曲がる感じで
リールを内側に起こすように小脇に抱え
左手はスプールを握って、魚のファーストランに対応出来るようにしています。
この体制で待ち構え、その結果、5kgのギンガメだったり、77kgの番犬だったりします。

スプール握って止めに入ってる時のドラグテンションは、20~30kg掛かってるかと思われます。
このテンションで竿立ててられますか?
このテンションで立てた場合のガイドから受ける糸への摩擦の影響は?
このテンションで竿立てる理由は?
ショックの吸収はティップ&ベリーにさせてます。
マグロやGTの超大物掛けてるDVD等の竿の角度見て下さい。
魚のファーストランの時、竿はそれほど立てていないように感じます。

ロッドビルディング カスタムロッド ブランク  CustomRod & FishingGuide   MagnumCraft

竿を立てておき、デカイ!と判断してからスプールを握ったのでは遅いと考えてます。
なので、今のようなスタイルで大きな魚の走りに対応しております。

これだけのテンション掛けていても止まらないご立派な魚も居ます。
無事に魚止めたら、そこから竿を立てて通常のポンピングで寄せます。

今回のイソマグロも最初からスプール握っていた為、捕れたと思っています。
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今釣行では、先にも書きましたが、長年の目標が一つクリア出来ました。
素晴らしい竿を作製して頂いた青木様に。
ヒットルアー梅雨の開発者で、GT釣りの師匠でもあるUZUの新名氏に。
素晴らしいルアーをサポートをしてくれてるヤンバルアートさんに。
島生活をサポートしてくれてるIsland Hoppers杉田氏に。
取り込みをサポートしてくれたチェ前村氏、ハンモックんに。
鹿児島から宮崎からサポートしてくれた方々に。
島民の方々に。
心より感謝しております。本当に本当に有難う御座いました。

次は更に大きな番犬を目標にしたいと思います。
1匹釣っただけで何をノボセテルと言われたら、その通りですが(笑
今までは夢物語でしたが、この竿と今回の経験を踏まえて
簡単では無い目標ですが、何とか試行錯誤したい思いです。
目標は大きくという事で許して下さい。