一般的なロッドに使われているカーボンには賞味期限があります。
製造されてから使い切るまでは冷凍、冷蔵保存が必要です。
-18℃以下6 ヶ月
5℃以下3 ヶ月
20℃以下1.5 ヶ月
マグナムクラフトが製造をお願いしている工場でも
デッカイ冷蔵室にカーボンが保存されています。
カーボンが輸入されて台灣の工場に来るまでには
2週間以上の日数がかかりますので
1ヶ月以内に使いきらなければならないのです。
工場では同じ製品を一気に作ると言うのには理由がある訳です。
そんな訳で試作を一本だけ作るとか小ロットの製品をお願いするというのは
工場にとっては大変面倒なことなのです。
同じカーボンを使用するブランクを作る時に
一緒に作るしか有りません。
そんな訳で試作をお願いしても数ヶ月待たされることもあります。
又、ティップの太さが若干太めなブランクが有りますが
これは、マンドレルのトップ径が太めな為で
マンドレルの劣化を防ぎB品率を下げる為です。
それ故比較的リーズナブルな価格で提供できるのです。
ライトなブランクほど薄巻きにする為に
初期不良の負荷検査で折れる率が高く、
B品率が高く成るので高価に成らざるを得ません。
カーボン価格もジリジリと上昇しています。
これからは比較的ライトなブランクをリリースする予定ですが
限定された条件の中でより高性能なブランクの開発を
目指していきます。
ちなみに
多くのメーカーさんが使っている
24トンカーボンは8ドルくらいですが
マグナムクラフトの全てに使われている40トンカーボンは25ドル
薄手の07カーボンは31ドルもするそうです。
50トンカーボンは100ドルとケタ違いの価格ですね。