先ほどこんな質問メールを頂きました。
以前に古いエポキシの除去方法を書きましたが
記事が多くなると埋もれてしまうので再度記載します。
「アカメSP9040のガイド位置を変更しようと思いスレッドなどを除去しました。
エポキシの残りカスは定規などで擦りおとしたのですが、部分的にブランクのクリアー塗装が剥がれてカーボンの地肌?が出てしまいました。
その場合、そのまま使用しても問題無いでしょうか?
また、地肌が出た部分を補強?する場合スレッドコーティング用のエポキシか、
ブランク塗装用のウレタンなど、何で補強したほうが良いのでしょうか?」
@一般的にはブランクの塗装はウレタンです、ウレタンは耐熱性がエポキシより
はるかに強いです。
エポキシは100度くらいで緩んできます。
定規を使うと下地のウレタンまで傷つけることがあります。
ガイドの付け替え参照下さい。
この方法だと下地のウレタンを傷つける事はありませんが
強くこすり続けるとブランクの温度が150度を超える場合もあります。
温度が上がり過ぎるとブランクが折れることも考えられます。
ポイントはブランクの温度を上げ過ぎないように、、、
摩擦の良い所は表面の抵抗がある部分(古いエポキシ)が
温度が上がりやすい。
ブランクの温度を上げ過ぎないように素早く擦りブランクの温度が上がりすぎたら冷やす等休みながらやることです。
又、エポキシの部分にシンナーを塗ってしばらく置くと
柔らかくなって取りやすく成ります。
エポキシを取り去った跡をシンナーで拭くと綺麗に成ります。
剥がれた部分は全部研磨して再塗装するのが一番ですが
再塗装でごまかす場合は車塗装用のクリヤースプレーでやる方法もあります。
その場合剥がれた場所の境目を段差が出ないように細かいサンドペーパーで
均すと良いと思います。
過去のロッドビルディングに関する記事も参照下さい。
ロッドビルディング