ショアーGTテストリポート |  MagnumCraft CustomRodBranks  カスタムロッド&ブランクス&パーツ  

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台湾でフィッシングガイドをしながら高性能フィッシングロッドブランクスの開発、製作をしています。国内の一流メーカーより以上に高性能なブランクスを販売、パーツも格安で販売しております。
お問合わせは:teru@msn.comまでメールでお願い致します。

ショアーGTのテストをして頂いているUさんから

詳細なレポートが届きました。


先にも書きましたがロッドに要求される要素は

良いブランクほどシビアなものに成って来ます。

軽量で張りがあって柔軟でパワーがあって折れに強い

正に夢のようなロッド、、、


何とか正夢にしたいと思います。

眠れないのでこんな時間に書いてます。



「ご連絡遅くなりまして大変申し訳ありません。
ロッドですが、ベイト仕様&スピニング仕様でテストしてみました。
結論から先に、やはりバットとベリーが硬いかと思います。
負荷は14K強まで掛けてみました。
現状の仕様ですと、スピニング仕様で堤防では使えるかと思いますが
磯ですと相当体重&パワーある慣れた方でないと危ないロッドになりかねません。
もう少し早めにバットから曲がり、負荷が手元側へ移行してくれると良いかと思います。

たまたまMCのテスターの方が遊びに来たので、MCのRB106XXと曲げ比べてみましたが
MCも硬めのRODですが、更に硬いです。特にバット。

イメージ的にはS社のオシアGTS97RSに近いかなあと
この手のROD今はもう新品では売っていないので、欲しがるパワーファイター居るかとは思いますが。。


キャスティング
立ち位置は水面から50cm位です

スピニングの場合
ガイド数8個 PE8号 リーダー60号リールに1周まで入れる 16000PG
ルアー ヤンバルハリアーラージ フック込166g で80mオーバー
130gのペンシル で70m
張りがある為、リーダーの抜けはいいです。
張り強いので、166gでやっとベリーに乗ってきます。
たぶん200gまで投げれます。

ベイトの場合
ガイド数9個 PE8号 リーダー60号10m DAIWA SALD50HS
ルアー 
ヤンバルハリアーラージ フック込166g で70m
130gのペンシル で50~60m
ベリーにルアーを乗せにくいので、ベイトの場合軽いルアーでは投げずらいです。
但し、166gでは竿の反発力が生きるので、射出スピードが上がり勢いのある弾道となり
バックラッシュしにくいように思います。これが130gあたりで行えたら使いやすいのにと思います。

ルアーの操作性
張りがあるのでポッパーからペンシルまで使い易いですが、ペンシルをスローに動かそうとすると、ティップの張りで少しやりにくいです。

気になる点
ティップ先端が3.0mmですが、このクラスでは3.2mm~が標準かと思います。
ティップ部分が細い感じがして、硬さは有りますがちょっと怖いかなあと。

ブランク表面がモコモコしてて、他の方からレジンの含有量が多いのではと聞かれたのですがどうなんでしょうか?
国内の高弾性アンサンドを見ると、モコモコはなく平滑な面ですが。

今のカーボン構成のまま、アンダーパワーに振った場合に、カーボン厚が薄くなり破壊強度も下がるのでしょうか?
出来たら柔らかくしても、トルクで耐えるものにしたいのですが。

堤防&磯では足元でのファイトの場合、根ずれ回避に少しでも竿のリーチが欲しくなります。
竿が短ければその分、人間が前に出ないといけません。
バットを硬くしてリーチ稼ぐと人間が耐えられなくなる可能性あります。
鯵の場合、硬い竿の方がファイトタイム長くなる可能性あります。
曲げやすい方向に振り、可能であれば10.5ft辺りに設定できませんか。
飛距離も違ってきますし。


高弾性は傷に弱く、ちょっとの傷でも破損率が高いように思うのですが、磯等に持ち込むロッドですのでその辺りはどうでしょう?

以上気になった点を簡単に書きました。
何かチェック箇所等ありましたら、ご連絡願います。」



U様

詳細なレポートを頂きまして有難うございます。


レポートの結果とご要望を踏まえて再度設計を練り直します。

既製のマンドレルを使用しているためにある種の制約は

有るかと思いますが、逆にそれ故のメリットを活かすような

方向で今迄にないショアーGTブランクにしたいと思います。


早速明日工場に行って練りなおしてきます。   teru