昨日のぼやぶすで思い出したが、小学校の国語教科書に「ぶす」という狂言が取り上げられていて、授業で寸劇を演じさせられた。狂言の中での「ぶす」は、実は砂糖だったのだが、後年の「ぶす」という言葉は、当時まだ市民権を得ていなかったように思う。堀切ミロとか川村都といった方たちから始まったのだろうか…。えーと、気仙沼ではめくさいという言いまわしを、暮らしの中でよく使う。例によってめぐさいと発音される場合も多い。みっともないとかかわいくないという意なのだが、そうした表現に比べるとめぐさいには、ぼくからすると、かなり否定的なニュアンスを感じてインパクトが強い。かわいくないという意で使うめぐさいの反対語はめんこいだ。これもめごいに近く発音される場合が多い。めんこいは「めんこい仔馬」という唄で人口に膾炙した言いまわしだと思うし、ほぼ全国共通語だろう。唄の力は大きい。Adoが「めぐせぇわ」なんて唄を歌ってくれないかなー♪