「靴下に穴があいちゃった」美しい女ともだちにそう言ったら「おはよう靴下」と。「何それ?」「言わない?おはよう靴下って」「初めて聞いた」
方言と呼ぶのは違うけれど、その地方独自の言いまわしというのがある。こないだのサビオなんかが、その典型だ。
靴下に穴があいて親指が顔を出しているのを「おはよう靴下」と呼ぶのは、いいセンスだ。彼女にそう言ったら「えーっ、これって気仙沼限定なの!?」と。たぶんそうだと思う。気仙沼を含む、宮城県限定の言いまわしのようだ。
若者言葉なんかも、年代別方言みたいなもんで「ワンチャンありかも」なんて言われても、何のことやらわがんね。おはよう靴下も、若者から始まった言葉なのかもしれない。
歌舞伎そして映画に造詣の深い落語家・快楽亭ブラック師が小津映画で一番お好きらしい「お早よう」♪