発音は例によってばがに近く、馬鹿じゃなかろかはばがでねぇがとなる。しかし気仙沼弁にはばかとは違うばかがある。さて、何でしょう?
可愛い女ともだちと話していて「絆創膏のこと、なんて言いますか?」と聞かれた。「ケガしたときに貼っつけるやつ?」「そうです」「う~ん、バンドエイドかな~」「あたしの育った地方じゃサビオです」「ああ、たしかにサビオって商品もあったね」「いや、商品名じゃなくて絆創膏のことをサビオって言うんです」「?」「あれはサビオっていう物だと思って育ったんです」「…ってことは『サビオください』って言うと、お店の人は『はいはい、サビオですね』って言いながらバンドエイドを持って来る」「そうです」「ああ、このサビオはバンドエイドってゆうんだ…と思って買う」「はい」「なるほどねー」
気仙沼のばがは「ばがでぎだ」というふうに使う。「ばかができた」ということだ。ばがはどこにできるか?顔にできる。さて、何でしょう?
可愛い彼女はさらに「小学校の休み時間はギョーカンです」「業間?」「ギョーカンとかギョーカン休みとか」「ははあ」「ギョーカンタイソ―の時間とか」「業間体操?」「ラジオ体操第一をやるんですけど、みんなギョーカン体操っていう体操なんだと思ってました」「なるほど」
さて、気仙沼弁のばがとは、ものもらいのこと。
そしてこれがサビオ♪