一番近くにいる人でさえ、全然わかってないんだから。
こんなに苦しくても、ハタから見たら、なんてことはないのさ。
「ちょっといつもと違う?」くらいにしか、思ってないのさ。
こんなにも異常事態で、警報機は鳴り続けているのに。
誰もわかってなんてくれないさ。
自分だけがわかっているツラさを、言葉を尽くして伝えたって、
誰も助けることはできないのさ。
誰にも何もできる手立てはないのさ。
自分でなんとかするしかないのさ。
だけどそんなエネルギー、とっくに使い切っちゃった。
また元の古巣に舞いもどり。
私には大それた希望だったのさ。
少しできるようになったら、もう少し、もう少し、と欲張ってさぁ。
どこまでいったって満足なんかありゃしない。
だからいつかシャボン玉は弾ける。
誰かがわかってくれたらね。
それだけでよかったのに。