私は、しつこいくらい「いまの自分OK」と言ってください、と伝えます。
そうすると大抵、
「なにがOKなの?」
「なにもOKじゃない」
といった反応が返ってきます。
それでもなお、
「自己否定するたびに、自分OKって言おう」
「ダメだと思うたびに、自分OKって言おう」
「自分OKが出せないたびに、自分OKって言おう」
とお伝えします。
心の動きには3つあると言われます。
これを心の構造論といい、
P(親)A(成人)C(子ども)
の3つの心の状態を、みんなコロコロ動いていると言われています。
P(親)は、「ダメでしょ」「それはよくない」「やめなさい」「こうしなさい」「しなければならない」などです。
C(子ども)は「ヤダヤダ」「できない」「つらい」「泣く」「落ち込む」などです。
このPとCのやり取りを動いている間は、いつまで経っても前に進めないのです。
そこでA(成人)が出てきます。
いまここの自分に対処する状態です。
P(親)C(子ども)のやりとりにケジメをつけ、「こんなやりとり続けても、前に進めないぞー」と言って、目の前にある事柄に対処するのです。
交流分析の理想状態はA(成人)と言われます。
とはいっても、常にコロコロと変わっているので、P(親)C(子ども)を無くすことはできません。気がつくたびに、A(成人)に立ち戻る、ということです。
話を戻しますが、
「いまの自分OK」と言うこと。
これはP(親)C(子ども)の終わりなきやりとりに終止符をうち、A(成人)に立ち戻らせる魔法の言葉が「いまの自分OK」なのです。
P(親)とC(子ども)のやりとり
「なんでやらないの!」「だって!」
「そんなんじゃダメだ!」「はーあ」
「いつもお前はそうだ」「もうヤダー」
「ヤダヤダいうんじゃない」「できないよぉ」
「とにかくやれ」「わかってくれない~」
「うるさい黙れ!」「わかってよぉ」
「しっかりきっちり!」「あーあまた責めちゃった」
………と、どこまでも続いていって、いまここでやるべきことには、一向に取りかかれない。
そこで、
「自分責めちゃても、自分OK」
「やる気でない、自分OK」
「しっかりできない、自分OK」
「行動できない、自分OK」
「落ち込んでしまう、自分OK」
と、自分に言葉をかけることで、A(成人の自我状態)に立ち戻ることができます。
PとCのやりとりばかりが癖になっている人は、一度Aに立ち戻っても、またすぐPやCに戻ってしまいます。
それでも、「PやCに戻ってしまった、自分OK」
この一言ですぐ、Aに立ち戻ることができます。
「いまの自分OK」を、
気がつくたびに言う、口癖をつけることによって
いつでも心の理想状態Aに戻ってこれます。
わかりづらい話になってしまったかな(^^;;
そんな私もOK!と言ってあげようと思います。
このブログを読むことで、救われる人がいたらいいなと思います。押すと現在の生きづらさランキングを見ることができます。
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