環境を変えても、説教する人が現れる。
お節介をする人が近づいてくる。
余計な干渉をしてくる。
放っておいてほしい……
この悩みは、解消できます。
実は、説教人やお節介屋を引き寄せる【立場】をとってしまっているんです。
3つの立場(トライアングル)
不快な心理ゲームをする時、人は3つの立場(トライアングル)のいずれかをとっています。
まず最初に出てくる【立場】とは、
1「助けてよ」という立場(犠牲者)
です。
「助けてよ」という立場をとっているときの心理状態は、次のようなものです。
・自分にはできないと思っている
・自分は人より一段下だ
・自分自身を値引きしている
すると、それに引き寄せられてくるのが、次の2つの立場です。
2「ちゃんとできてるの?」という説教人(迫害者)
・相手はできないと思っている
・自分は一段上だ
・不完全を責める
3「私が助けなくちゃ」というお節介屋(救助者)
・相手はできないと思っている
・自分は一段上だ
・相手が自発的に行動する能力をディスカウントする
自分が「助けてよ」の立場をとると、この2つの立場(迫害者、救助者)を引き寄せてしまうんです。それで、いつも自分は犠牲者になってしまう。
犠牲者だったのが、いきなりキレて迫害者になることもあります。救助者だったのが、迫害者に変わることもあります。救助者の母親が泣き出すなど犠牲者に回ることもあります。
この3つのトライアングルの立場をとっているうちは、不快な心理ゲームから抜け出せません。
対処法は、ここでは3つ挙げたいと思います。
(1)いつもやってしまう不快な心理ゲームに名前をつける。
親が子供にお弁当箱のことでケンカになるなら「お弁当箱ゲーム」
夫婦で食器洗いのことでイライラするなら「食器洗いゲーム」
職場で電話の対応の仕方でつい口出ししてしまうなら「電話対応ゲーム」
不快な心理ゲームに名前をつけるだけで、客観視する働きになり、コントロールしやすくなります。
(2)意識して3つのトライアングルの立場から降りる
不快な時、3つの立場をとっていないか確認する。自覚したら、「自分OK」「あなたもOK」の立場に移る。つまり、「自分でもできる」「あなたも自分でできる」です。
(3)不快な心理ゲームを早送りして終わらせてしまう
頭の中で、やりとりを想定して結末までを早送りしてしまいましょう。お弁当箱ゲームなら、いつもはお弁当箱をしぶしぶ娘が持ってきてやっとケンカが終わるところを、母親が「お弁当箱とりだすね!」と言って出してしまう。
説教されやすい、お節介を受けやすいのならば、「助けてよ」の立場を取らないこと。カウンセラーとの関係など、安全な場所以外では、むやみに自分の苦しみを打ち明けない。誰にどこまで話すかを自分で調整する。
自分で調整できることが「自律」であり「自立」です。「大人になる」ということです。
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