定期健診終了 | 乳癌記録

乳癌記録

2007年10月に乳癌の手術をしました。右乳房、温存手術で4分の1ほど摘出。

その覚え書です。

 実は5月の3日とかに採血に行き、診察の予約をしようとしたら、最短で5月の最終週の木曜、とか言われて「そんなに先なんですか!」とびっくりしました。

 

 その後調整して6月上旬という約一月後の検査結果を聞きに行きました。

 

 会社がヤバいらしくて、月四日の休業日なんて設定されましたので、いつもは半休なんですが、一日休みですよ……。


 いいのか。どうなんだか。


 何故かわかりませんが、待合室で待っている間、怖くて仕方なかったです。

 癌がわかって手術するまでとか、その後の検査や治療法を聞くために通っていた頃のことを思い出したのかもしれません。


 これまでは待つ間は半分「会社行くんだけど」とイライラしていたのですが、それがなくて、ぼんやりできたからかもしてませんが。


 初診(予約不可)の方が多いらしく、朝一の予約なのですが、初診の方が先に呼ばれていました。

 初診を受け付けた際の紹介状に目を通した先生からの指示で、看護士さんに先にエコー撮って来てくださいとか言われていて、自分の時を思い出しました。この大学病院の検査技師さんに『まだわかりませんが、ここが癌の可能性がありますね』と言われて「癌です」と返事しました。技師さんは気を遣った言い方をしてくださっていたのですけど、もう確定だったし。


 放射線が……という会話とか、心細そうな娘さんとお母さんとか。

 普段忘れているせいなのかもしれませんが。待合室にいる人の中には、もちろん会社の検診でひっかかって検査に来ただけの人もいるし、治療中の人もいて。

 何故か怖くて。血液検査で引っかかったって、私はクリニックにマンモとエコー撮りに行って、それで結果でない限りは納得しないけど。慢心とか、怠惰な生活とか否定できないし、ここでもう一回告知されることがあっても、どこか「やっぱりな……」と思うかも知れないと思ったり。


 他の患者さん見てて「紹介状なくしました~」とか

 「検査を受けられてないんですか?」と言われて

 「受けてないです。でも診察の日を変更して来ましたが何か?(検査をしてから来なくては、結果が聞けないんですが、そこを理解してなかったみたいです)」的な人がいて、受付や看護士さんが言葉につまってました…。

 でも言い返さないのね。「これから検査受けてきてください」と言われてました。

 

 しかし私も、先生の説明をしっかり聞いて、メモしなくては、次回は10月とかになるので。アホのように何度か「○○~で、××ですね?」と確認します。くどい患者だ……。

 私の70近い母親が、父の先生と話してる時と、理解力は変わらないかもしれませんが。


 あ、で診察自体はあっさりです。「痛みますか~?」「いえ全然」「でしょうねえ」

 入っていったとたん、ああ問題ないな。という感じ。血液検査(腫瘍マーカーの検査以外でも、特に問題はないそうです。「まっっったく問題ないです」くらいの長閑さ。

 「本来、治療は必要ないし、再発もないですから」と、言われたのがすごく嬉しかったです。

 やっぱりまだ、治療を選ばなかったことは正しかったのか、セカンドオピニオンはすべきだったのか、考えることはあります。

 

 とは言え、主治医の先生に責任を押し付ける気は、まったくないです。念のための術後治療とセカンドオピニオンを勧められましたし、それを無理強いすることもなく納得してもらったことを感謝しています。

 何かあったって、私は自分で決めたと受け容れるつもりでいます。

 それでも「大丈夫ですよ」と何気なく言ってもらえるのは嬉しいです。

 

 まあ来月から、お給料は下がる予定なんですが。

 帰りにちょっと買い物して、銀行で口座作って、いろいろしました。

 

 次は乳腺科専門のクリニックで、マンモとエコーとたぶん血液検査とレントゲン受けて。その後大学病院の予約取って先生に検査結果を見てもらい、その日にCTを取って、その後CTの結果を聞きに行きます。最低でも3回。

 でもクリニックでは「…ここが気になる」と言われて、一回で帰れたことがない私。次こそは、あっさり帰りたいです……。