最近仕事であまりいい事がないので、気分転換に映画を観に行く事にしました。
カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲った韓国映画です。なんでもアカデミー賞も十分あり得るなんて噂も出始めています。
パラサイト 半地下の家族 です。
グエムルや殺人の追憶、母なる証明などで有名なポン・ジュノ監督の作品です。あまり意識してませんでしたが、オッサン結構この監督の作品観てますね(笑)。
監督のポン・ジュノとソン・ガンホはよくある組み合わせですね。日本でいうところの三谷幸喜と中井貴一みたいな感じでしょうか?
普段からオッサンは韓国映画を観ますが、ほとんどがDVDで映画館で観るのは久しぶりです。なぜならこの映画は各映画レビューのサイトで5点満点で4点以上の評価を得ているほど、評価が良いらしいのです。
最近はユナイテッドシネマのメンバーズになったのでほとんどユナイテッドシネマでしか映画を観ませんが、この映画は上映されていなくて久しぶりにイオンシネマにしました。朝の10時台の映画だと500円割引だったのでイオン西のイオンシネマへ行きました。
イオンシネマ新潟南に比べるとこじんまりとした入り口ですね。
ああ、懐かしいです、この見やすいスクリーンナンバー。久しぶりにイオンシネマに来たって感じがします(笑)。
10時45分からのパラサイトはスクリーン3での上映でした。
電光掲示板のみでポップ等はない・・・ですね。
ちなみにパラサイトとは寄生虫の事で、この映画は父、母、兄、妹4人全員無職で半地下に暮らす貧しい一家が、超が付くほどの大金持ちの社長の家に一人ずつ浸食(パラサイト)していくというストーリーです。
ここからネタバレです。これからご覧になる予定の方はご注意を!!
この家族が住む家は貧しい住宅街の中でも、さらに厳しい条件の半分地下の家のため食卓のテーブルの上にも便所こうろぎが出るような生活。
消毒のため近所にガスが撒かれると、この家にとっては地面沿いに窓がある状態なので煙がそのまま家に入ってきます。それも無料で便所こうろぎが駆除できると言って、部屋中ガスで真っ白にしてしまうような家族です。
あとで理由が分かったのですがこの家のトイレが床よりも1m程高い場所にあるんです。半地下なので水が上がるとトイレが噴き出してしまうんですね・・・なるほど、この辺も韓国の貧しい家庭の生活を表しているんだと思います。
で、お兄ちゃんの友達が大金持ちの社長の家の娘の家庭教師をしているのですが、留学のため代わりに大豪邸へ通う事になります。
さらに小学生の息子の美術の先生として兄が妹を紹介して、妹が運転手に送ってもらった時に自分の下着を後部座席にわざと置いておき、運転手をクビにさせて代わりに運転手として父を紹介して・・・・と、自分たちが家族であることを社長夫婦に隠して、どんどん豪邸に寄生していくんです。
で、ここからはオッサンの感想なので間違っているかもしれませんが・・・
この富の象徴でもある社長とその奥さまが・・・・・バカなんです(笑)。
多分、これはポン・ジュノ監督のブラックユーモア的な感性なのかもしれませんが、現代の韓国の平和ボケな金持ちを表しているではないでしょうかね?
こんな感じで、初めの1時間程はちょっと笑えるシーンなどもあるのですが、社長一家が息子の誕生日に家族全員でキャンプへ行くため家が留守になり、主がいなくなった豪邸で半地下家族が全員揃って飲めや騒げや好き勝手にしていたら、大雨の夜中にも関わらず以前母を豪邸に招き入れる為にクビにしたベテランの家政婦が訪ねてきます・・・・
ここから一気にサスペンス色が強くなり、まさかの展開が待っています。
そして息子の誕生日を祝うために、社長夫婦の友人達が次から次へと社長宅へ集まりパーティーが始まるのですが・・・
この映画は半地下家族という表現にした韓国の貧しい民と裕福でバカな民がいる現在の韓国の闇の部分を表現した映画何だと思います。
まあ・・・アカデミー賞はどうなんでしょうか・・さすがに無理なんじゃないでしょうか?同じパルムドールを獲った日本映画の万引き家族が、似たような構成なのでよく比べられているようですね。
でも充分楽しめる映画になってますよ。70点ってところでしょうか。
興味がある方は是非、ご覧ください。
今日は エアジョーダン4 ブラックレイザー を履いていました。
相変わらずさりげないレイザー処理がイイ感じです。
先日スニーカー洗濯の専門店がテレビで紹介されていましたが、防水スプレーを吹く時はドライヤーを当てると撥水効果が上がると言ってました。確かにスプレー後の仕上りが違うような気がします。
雨の日の防水スプレーは必項ですからね。今後もやってみたいと思います。
では、また