「あの……、気絶した人を放って置くと言うのはちょっと……」
「良いんだよ別に。お嬢ちゃんも災難だねぇ。そんな奴をここに運ぶ手間を掛けられるんだから」
呆れた風に医師が言う。
この人、態度が悪い。
「ですから……」
「僕は川村より君が風邪を引いて仕舞う事の方が忍びないね。もしも風邪を引いた時、ここに来てくれるなら僕は構わないが」
口早に言い切る医師。
病院の名前からすると榊原と言う名前だろうか。
「そうそう。僕は榊原 徹。歳は言わなくても良いだろ?どうせすぐに忘れる」
私の考えを見透かした様に榊原医師は言った。
とりあえず私は川村 裕を手近に合ったベッドに寝かせる。
服がビショビショなのでかなり冷たいだろうが仕方ない。
「榊原先生。幾つか質問よろしいだろうか」
「どうぞ。僕もお喋りは好きな方でね」
「では一つ目。この男、川村 裕について先生は良く知っている様だ。こいつの持ち物にここで処方された薬も合ったしな」
「あぁ。良く知ってる。因みに川村に処方したのは風邪薬だよ」
素の喋り方なのか榊原はいつでも飄々としている。
「では二つ目。川村は何故気絶している」
「ハッ!面白い事を聞くお嬢ちゃんだ!」
「私は冗談で聞いてる訳ではないが……」
悪い悪い、と榊原は謝る。
そして私を見据えてこう言った。
「そりゃあ…。お嬢ちゃん。君のせいさ」
「ん……」
僕は身体を包む不快な冷たさに目を覚ました。
なんとも形容しがたい不快感。
「と言うかここは何処だ……?」
今さっきまで丘の上に居たはずが、今度はベッドの上。
理解の範疇を超えている。
「理解しなくても良い。このヘタレ男」
「………榊原か」
僕は声の主に不機嫌な視線を投げる。
部屋の端から白衣の中年が姿を現した。
「人様に迷惑を掛けるなよ。僕も迷惑だ」
「悪かったな迷惑で。と言うか僕がここに居るのは何故だ?」
「そりゃあ、そっちのお嬢ちゃんがお前に触ったからさ」
榊原が顎先で示したのは僕のベッドの右側。
恐る恐る顔を向けると、そこには同年代ぐらいの女の子が座っていた。
「良いんだよ別に。お嬢ちゃんも災難だねぇ。そんな奴をここに運ぶ手間を掛けられるんだから」
呆れた風に医師が言う。
この人、態度が悪い。
「ですから……」
「僕は川村より君が風邪を引いて仕舞う事の方が忍びないね。もしも風邪を引いた時、ここに来てくれるなら僕は構わないが」
口早に言い切る医師。
病院の名前からすると榊原と言う名前だろうか。
「そうそう。僕は榊原 徹。歳は言わなくても良いだろ?どうせすぐに忘れる」
私の考えを見透かした様に榊原医師は言った。
とりあえず私は川村 裕を手近に合ったベッドに寝かせる。
服がビショビショなのでかなり冷たいだろうが仕方ない。
「榊原先生。幾つか質問よろしいだろうか」
「どうぞ。僕もお喋りは好きな方でね」
「では一つ目。この男、川村 裕について先生は良く知っている様だ。こいつの持ち物にここで処方された薬も合ったしな」
「あぁ。良く知ってる。因みに川村に処方したのは風邪薬だよ」
素の喋り方なのか榊原はいつでも飄々としている。
「では二つ目。川村は何故気絶している」
「ハッ!面白い事を聞くお嬢ちゃんだ!」
「私は冗談で聞いてる訳ではないが……」
悪い悪い、と榊原は謝る。
そして私を見据えてこう言った。
「そりゃあ…。お嬢ちゃん。君のせいさ」
「ん……」
僕は身体を包む不快な冷たさに目を覚ました。
なんとも形容しがたい不快感。
「と言うかここは何処だ……?」
今さっきまで丘の上に居たはずが、今度はベッドの上。
理解の範疇を超えている。
「理解しなくても良い。このヘタレ男」
「………榊原か」
僕は声の主に不機嫌な視線を投げる。
部屋の端から白衣の中年が姿を現した。
「人様に迷惑を掛けるなよ。僕も迷惑だ」
「悪かったな迷惑で。と言うか僕がここに居るのは何故だ?」
「そりゃあ、そっちのお嬢ちゃんがお前に触ったからさ」
榊原が顎先で示したのは僕のベッドの右側。
恐る恐る顔を向けると、そこには同年代ぐらいの女の子が座っていた。