バトル展開は苦手なのだよ。

その癖バトル展開が好きなのだよ。


↓本編。






人間の里の片隅で二人の人間と一匹の妖怪が、死に急ぐ様に弾幕戦を繰り広げていた。

霊夢と魔理沙、ぬえの三人である。


「どうした人間!いつものように退治してみろよ!!」

「チィ!調子に乗るなよ!!」


「そんなに退治されたきゃ、今すぐ消して上げるわ!!」


ぬえの挑発に反論はするものの、二人はぬえの猛攻に切り返しが出来ない。

伊達に酔狂でExボスを務めていないのだ。


「つまらない。お前らの弾幕には捻りがねぇ!!」

ブワッ!!とぬえを中心に正体不明の煙が広がる。


「あ"ぁ!?なんだこりゃ!?」

魔理沙の不機嫌そうな声が響き渡る。


「いけない魔理沙!動き回るな!!」

「んな事言われたって、無理だろが…っ!」


霊夢は煙の範囲からいち早く逃れたが、魔理沙はまだ煙から出て来ない。


「んだよこの霧……っ!気持ち悪りぃ…」
「だから動くな!私の予想が合って居るなら…っ!」


ボフッと魔理沙が煙から飛び出す。

――二人の魔理沙が。


「「んな!?」」


「くっ!予想通りかよ!!」

空中で錐揉み状態に現れた二人の魔理沙。


その動きには寸分の狂いもない。

「なんだコイツ!?気持ち悪りぃ!?」


「そりゃこっちの台詞だ!」


二人の魔理沙が戦闘を始め、霊夢は動揺を隠せない。


「くっ……。どっちが本物なんだ!?」


「私だろ!」「私だろ!!」


埒が明かない、と霊夢は歯を鳴らした。

ジャキッ!!と構えられるハリセン。


「お前ら二人とも墜ちろォォォオオ!!」


霊夢の姿が消え、二人の魔理沙の頭部からドォン!!と、してはいけない音が響いた。


「「いってぇぇぇええ!!!?」」

まさに撃墜された二人の魔理沙。


その姿を霊夢はジト目で見守っていた。


「逃げられたか……」







To Be Continue……