マリアリ Ⅱ

↓本編







「いやー。少し散らかってるけど、気にしないで座っててくれ」

「……………」


アリスは絶句していた。

というか視界に映る物を信じたくなかった。


いや、わかってたよ?
外の見た目からして解りきっていた事じゃないか。


「汚っ……」

家の中は物だらけ、なんて物じゃない。


ゴミ収集場の様に物が積み上げられ、かろうじて人間二人分の座るスペースしかない。


「魔理沙……」

「ん?なんだアリス?」


わなわな震えるアリス。

そして、叫ぶ。


「大至急掃除だ!!」






――数分後。


「おぉ!途中だった実験のレポートや、パチュリーから借りた本がゴロゴロ出てくるぜ!?」


「……………」

やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良いって言うけれど、


やって本気で後悔する事も少ないと思う。

アリスが家の中の物を外に運び出し、魔理沙が外で仕分ける。


そんな作業を始めて、まだ数分なはずであるが、アリスの体力は尽きかけていた。


(物が……、減らない……!!)

アリス本人+人形達がフル稼働して居るのに、物が一向に減らない。


ここは四次元ポケットの中か?

「いやー。手伝って貰うのは心苦しいけど、こういうのも悪くないな」


「手伝ってる方からすれば、迷惑極まりないけどね…」

でも、とアリスは思う。


こうやって少しずつ二人の距離を詰めて行こう。

それが例えば掃除だとしても。


歩く様な速度で近付いて行こう。

焦る必要はないのだから。


「今度霊夢も家に呼ぶかなぁ」


「…………」


……前言撤回。

私も積極的に行かないといけないかも……。







To Be Continue……