マリアリ

↓本編。







魔法の森、奥地。

小さな洋式の家。


つまりは魔理沙の自宅。

「……何よここ」


「私の自宅だが?」

そこら辺に捨ててある様なガラクタが、家の周りに集められている。


とても人間が住んでいる場所には見えない、とアリスは言いたいらしい。

「細かい事は気にすんなよ。今日は私がアリスをもてなしたいから呼んだ訳だし」


魔理沙はぷくーと頬を膨らませた。

アリスはただ嘆息を繰り返すのみ。


あれは今日から二日程前。

アリスの家に魔理沙がやって来た時の事だ。


『最近、神社かアリスの家にしか出掛けてない気がするな……。なぁ、たまには私の家に来て見ないか?』


と、まぁこんなふうに魔理沙が提案したのが実行に移って今に至る。


(家に招待されるからって、期待したのがバカだったかなぁ…)
顔にも声にも出さないが、アリスはそんな事を考えていた。


元々薄いフラグだったが、予想通りへし折られると若干凹むと言う物。

「せっかく来たんだし、今日は泊まって行くと良いぜ」


「ッ!?」

アリスはいきなり過ぎる不意打ちにコケる。


「不意打ちは元来いきなりやる物だぜ」

地の文と会話しないでくれ。


とにかく、アリスは魔理沙に向かって声を荒げる。

「いきなり何を言うのよ!バカじゃないの!?」


「そこまで言われる理由がわからないんだが……。私そんなにおかしい事言ったか?」


「あ……えと……」

言ってない。


一つもおかしい所はない。

「んじゃ決まり!反論は受け付けない!」


ドヤァ…、と表情を非常にウザくした魔理沙が言いきった。

アリスは顔を赤くしたまま反論出来ない。


(どうしよう…。魔理沙に押し切られちゃった……)

流石乙女。


イケない方向の妄想大爆発である。

そして二人は魔理沙の家へと入って行く。






To Be Continue……