今回慧音先生は出ません。

ハハッ!


↓本編







無縁塚。

人が全く寄り付かない危険地域。


無縁塚にたどり着くのは大抵外の世界からやって来る無縁者である。

しかし無縁塚にはそんな可哀相な人間を狙って、ガラのわるい妖怪がうろついているのだ。


理由は言わずもがな、捕食。

なので生きている人間は無縁塚には近付かない。


一部を除いて。


「ふぅ……。やっぱり収集家として、ここは聖地だね」

腰に宝剣を携えた霖之助が呟く。


別に剣を使ってる何を斬る訳ではなく、ただの護身用だ、

無論、霖之助は剣術を知らないし、剣自体が霖之助に使われたくないと言っている。


流石伝説の剣である。

「しかし今日は天気が悪いな。霧も出てきた様だし」


霖之助が言う通り無縁塚には薄く霧がかかり始めている。

結構危険かもしれない。


さてどうしたものか、と僕は腕を組んだ。

ふと、視界の端に影が映る。


妖怪かと身構えるのもつかの間、木製の掘っ建て小屋が目の前に現れた。


「こんな所に小屋……?この前来た時には建って無かったんだが……」


不信感を顕わにしながら、僕は小屋に近付く。

ただの小屋だとおもいきや、近くで見るとかなり作り込んである。


(この小屋は人間の職人が作った物じゃないな)

直感的に僕はそう感じる。


まぁ中からは何の気配もしないので霧が晴れるまでは世話になろうか。

そんな事を考えていた。


キィ……、と木の軋む音がして扉が僕の手に引かれ開かれる。


その先には……。

「…………」


「…………」

全裸で着替えチューのネズミっ娘がいた。


二人は無言のまま動かない。

僕は静かに扉を閉めて、小屋を後に……。


「待てや古道具屋のお兄さん」

出来ませんでした。


To Be Continue……