私と契約して臨時の先生になってよ!(QB風に)


↓本編







「えー。皆さんに新しい先生を紹介します。森近 霖之助先生で~す」


ギャーギャーと騒ぐ子供たち。

それを諭す慧音。


そして……。

「僕が先生の霖之助だ。よろしく頼むよ」


キッチリした服に身を包んだ霖之助が、そこにいた。

(なんで僕がこんな事を……!!)


ニッコリ顔を張り付けた霖之助は、内心で叫ぶ。

事の発端は慧音がいつもの様に香霖堂を訪れてからだ。





『僕が臨時の先生……だって?』


『うむ。私一人だけじゃ授業の進行も偏ってしまうからな。たまには教師が変わった方がモチベーションも上がるだろう』

『断固拒否させて貰うよ。確かに僕は物を知っているけど、学んだ事を教えると言うのは簡単ではないだろう?』


『お断りをお断りするぞ霖之助。私は子供たちにお前を紹介すると宣言しているからな。後には退けない』


『勝手に決められてた上に、拒否権無し!?』

『ま、そんな訳だから。私の為を思って頼む!!』





以上、回想終了。

結果、とばっちり。


(慧音め……。僕が子供が苦手なのを知って置いてこの仕打ちか……!!)


(クックックッ……。私がお前に先生を頼む理由に今頃気付くとは、霖之助にしちゃ鈍いじゃないか……)


二人が互いに考えわ読み合う中、子供たちはひそひそと声を出す。


「あの銀髪の人が慧音先生の彼氏なのかな!?」

「いや…。あのそっけない態度は、好きだけどお互いに伝えられないウブな関係、を匂わせるね!!」


「あの男のひと、この前寺子屋に来てた様な……」


純情に任せて何でもかんでも口にするな!

特に二番目!!


「ま、まぁ……。授業を始めようか」



こうして霖之助の長く、厳しい一日が始まった。






To Be Continue……