名探偵ミスチーによって霖子の正体がバレてしまうのか!?

若干ドキドキの第13話、開始!


↓本編







「誰かに似てるんだよなぁ……」

「うの……ん」


ミスチーが顔を険しくしながら霖子に詰め寄る。

まさかミスチーは霖子が許されざる薬で女の子になっている霖之助だと気付いたのか…?


「う~ん……。ま、どうでも良いか。それより注文をくれない?」

「「どうでも良いんだ!?」」


ニッコリしながらミスチーが頷く。

「どうでも良い事より儲けになる方を取るに決まってるじゃん」


「……そうだな」

可愛い顔して結構がめつい娘だ。


妖怪だからだろうか。

「まぁミスティアに任せるよ。適当に焼いて持って来てくれ」


「いい加減な注文だけど、良いだろう!最高の八目鰻をご馳走するよ」

奥に戻っていくミスチー。


しかし、霖子の首にもたれて一瞬、声を掛けた。

「美味しい鰻を食べていきなよ。古道具屋のお兄さん」


「!?」

ビクゥ!!と身体を震わせた霖子に、ミスチーはウィンク一つ残して戻って行った。


霖子に気付いた上、正体をバラさずに去っていく。

ミスチー…カッコイイ!!


「…………」

ふと慧音が突き刺す様な視線で私を見ている。


まるで獲物を狙う野獣の眼だ。

「うのん?慧音…?」


「…………」

私の声に全く反応しない慧音。


何かがおかしい。


「なぁ霖子」

「うのん?」


周りが騒がしい中、慧音と私の間だけが無音になっていく。

慧音は表情を変えずに言葉を出した。


「***、******?」


ザァ……と喧騒が慧音の言葉を掻き消していく。


二人は、無言のまま席についている。







To Be Continue…