ヒャッハァー!!リア充は爆発だァ!!

↓本編







「霖之助~。遊びに来たぞー」

香霖堂の戸を叩く慧音。


彼女は時間を見つけてはこうしてやって来る。

健気な通い妻である。


「……いないのか」

いくらドアを叩いても中から反応はない。


どうやら出掛けて居る様だ。

「……霖之助が、いないんだよな」


慧音の言葉に陰が出る。

辺りに誰もいないのを確認して、慧音は香霖堂に侵入。


無言のまま店内を通り過ぎ、霖之助の部屋に上がる。

「…………」


箪笥を見つけると慧音は躊躇なく開ける。

中から取り出すのは霖之助の服。


「……装甲パージ」

一瞬にして服を脱ぎ去り、下着姿を曝す慧音。


あんたは何処の九尾の狐だよ。

「……究極装甲、装備!!」


これまた一瞬で霖之助の服を着る慧音。

どう見ても変態です本当に(ry


「霖之助の匂い……」

「霖之助!本を返せってば!!」


バァン!と扉を破壊して名無しの本読み妖怪こと、朱鷺子が来店する。

「って、あぁ!?また壊してしまった!」


入り口の扉を直す朱鷺子。

イマイチ妖怪っぽさに欠けると言うか、雑魚臭が拭えない女の子である。


(…やべぇ)

霖之助の部屋で変態(慧音)が戦慄する。


あの妖怪が霖之助とどういう関係かは解らないが、私の姿を見られる訳にはいかない。

しかし今から着替える訳にもいかない。


「ぬ?お姉さん誰だ!?」


「…………」

もうバレたよ変態。


二人が無言で見つめ合う。







慧音と霖之助 Ⅵに続く……。